アンディオールの基本は知っていますか?
アンディオールの基本を知ったうえで、正しくレッスンや舞台、コンクールでできてますか?
どうやったら今の自分の踊りよりもっと美しくそして難しいテクニックもできるようになるかな?という悩みはバレエをやっている人やバレリーナに尽きない悩みですよね?
レッスンや基本のアンディオールのマスター次第で、だれでも今より美しく、むずかしいテクニックも踊れるようになります。また体の力を適度に抜きながらリラックスして踊れるようになります。
今回はもっと上手に踊るためにバレエの基本、アンディオールとは何なのか? 基本を知ったうえで「自分の」アンディオールを習得することを目標とします。
1番や5番ポジションをするときに、なんとなく自分の足元をみて確認していることはありませんか?
視覚的にアンディオールの位置を確認しているので、まだ自然にたっただけで自分のアンディオールが分かっていない、習得できていない証拠です。
下を向いて、自分の足のポジションの確認する癖がついちゃっている人は、早くこの癖を直しましょう!
バレエの基本アンディオールの定義、パリ・オペラ座メソッドより
バレエを習っている人はすでにご存じだと思いますが、ここで復習としてアンディオール?をパリ・オペラ座流バレエの教本から学びましょう!
L’en-dehors est une figure de danse classique. Il s’agit d’une technique de base qui fait partie des premiers apprentissages en danse et qui consiste à développer le mouvement en rotation externe des membres inférieurs. L’en-dehors est parfois nommé « l’ouverture ».
Revue Médecine des arts N°88より一部参照
芸術のための医学誌 NO88によると、アンディオールはクラシックバレエで基本動作になります。
アンディオールはバレエで最初に学び、内側の筋肉を使って外側へ回転させる(外旋)筋肉の動きを意味します。
アンディオールは時によりターンアウトとも言われることもあるそうです。
バレエの全てのポジション、優雅な動き、テクニックはアンディオールが基本として出来上がっています。
残念なことにこのアンディオールの開き具合は人によって異なるため、ここでバレエの上達度が異なってきます。ただしやり方次第できれいに見える方法や上達するコツも十分あるのであきらめずにレッスンを続けていきましょう!
骨格にあったアンディオールを手に入れる方法 ①バレエ解剖学理論
パリ・オペラ座メソッドのバレエ教授法では無理にアンディオール、特に股関節周辺の筋肉を強い力で開こうとすることは教えていません。
また日本のバレエ講師特融の股関節を柔らかくする、股関節を開く方法も一切教えていません。
ここでは話が名が書くなるので、骨や関節を動かすとどのような結果が予想されるかコチラで話しています。
フランスのバレエ学校ではアンディオールってただ180開くように訓練することではないんです・・・
私のように、努力系、ガッツ系の一昔の個人のバレエのお教室でやっていあ経験者は分かるけど、無理に太ももや特にかかとに力を入れてムリヤリ180開くように訓練することは、もう正しいアンディオールではないことを知ってますよね?
海外でバレエをやってきた人は、特に自分の脚にあったアンディオールを徹底的に直されます。
ロシア系のバレエ学校に留学しえしまうと、周りはすでに何もしなくても180度アンディオールができている足なので、180度に開くように注意されることが多いと聞きます。
ムリヤリ180度開くように訓練しちゃう・・
結果、長いことその訓練でやってしまうと、ケガの原因を作ってしまいます。
ケガにならなくても慢性的な筋肉の痛みや緊張、固くなってしまう原因を作ってしまう・・。これってよくないですよ。
日本で私自身もバレエを子供の時からずっとやり続けていいたバレエ教室では、ムリヤリ180度に開くことを教えられました。
先生、教える側も正しいアンディオールの方法を知らなく、欧米諸国のバレエを見よう見まねでプロで踊っていて、そのあとにバレエ教師になった人なので仕方ないけど・・。
今思うと、フランスのコンセルヴァトワールで一からアンディオールをやり直しすることができてありがたいな~って感謝してます。
自分の骨格にあうアンディオールを手にいれるコツ3つ
フランスのコンセルヴァトワールに特別留学したのは、私は遅咲きだったので24歳の時(笑)。
今のバレリーナの人たちには考えられないでしょうけど・・。
コンセルヴァトワールの最上級生に編入して最初に徹底的に教わったことなのですが、それはアンディオールの位置なんです。
アンディオールを手に入れるにはフランスのパリ・オペラ座バレエ学校を始め、コンセルヴァトワールや他の公立バレエ学校では3つの方法を同時に教わります。
- バー・ア・テール(日本ではフロアーバー、バーアスティエの名で広まっています。)
- バーでの立ち位置
- 解剖学(座学)
そう、フランスでは一般のオープンバレエ学校でもこのように教えてます。解剖学は教えてないけど、通常のバーレッスンやバー・ア・テールはバレエ学校では普通に教えてます。
今回ここで紹介するのはそのうちの1つになります。
アンディオールのためのフロアーバレエ、バー・ア・テール
この2つを習うとしたら奥深いので、ここに書き切れないので、アンディオールに必要な最低限のエクササイズ、というかキーポイントを情報として残します。
言葉でバレエを美しく踊る方法やコツ、テクニックを伝えるのは限界もありますので・・。
言葉だけでもバレエをすでに長い期間習っていたり、プロのバレエダンサーだったら言葉の情報だけで理解できる経験があるけど、バレエを習いたての日が浅い人や、大人からバレエをスタートさせていると、どうしても言葉だけの情報だけでバレエを上達させようとすると無理があるんです。
アンディオール効果が十分期待できるフロアーバーとは?
バー・アーテール La Barre à Terre (または バー・オ・ソル Barre au Sol) は、フロアー(床)でまっすぐにリラックスした体制で、重力が床に下がるので、それを利用して太ももやふくらはぎ、おしりへの力を最小限に使って、アンディオールをしながらバレエの動きを訓練するレッスン。
アンディオールの訓練だけでなく、体を温めたり、健康維持のためにもフランスではよく利用されているエクササイズの1つで有名です。
太ももが太かったり、ひざの上の肉がぶよぶよして綺麗なまっすぐの筋肉が作れていなかったり、ふくらはぎがパンパンになってしまう人は、アンディオールを手に入れるとともにこういった課題も解消させるためぜひバレエ以外のレッスンで取り入れてほしいです。
フランスではピラティスやヨガがあまり流行っていなく、逆にこのフロアーバー(バーオソル)がはやっているのは、バレエだけでなくアンチエイジングや健康維持のためにも取り入れられいる人気なエクササイズなんです!
このバーアテール、フロアーバーとも言われています。
何度かレッスンを受けてみると実感すると思いますよ?アンディオールをするのに、自分がどのくらい足を開けるか?
LINEからフロアーバレエのストレッチを行いながら骨格のアンディオール診断の予約も行っております。
基本は床にまっすぐに大の字で寝ます。
静かなヒーリングの音楽にのせて呼吸をゆっくり深くします。
目をつむるとより体がリラックスできて、力が抜けていくのでより効果的です。
太ももから力を入れずに外側に足が開いていることが想像できます。
この時にバーレッスンをやるときと比べると、力をいれずに足が股関節の位置から外に開くことができてますよね?
これがアンディオールをするための筋肉の本来の位置になります。
力を抜いて大の字に寝る体制になると、「重力の関係」で、バーで足を開いていた時に使っている足の筋肉や股関節への無理な力がない状態で、簡単にラクにアンディオールができていることに気づくのではないでしょうか?
このようにフロアーでアンディオールの力の抜き方=最小限の力をバーレッスンで感じられるようになれば、もっと楽にアンディオールが自然にできるようになります。
これで終わりではありません。
そう、こうやって自然にアンディオールができる位置や筋肉の力の入れ具合を知ってしまえば、自分の踊りをレッスン中に鏡でみたり、動画や写真で撮った時に、より美しいポジションで踊れるようになっている自分が見つかっていきます。
これが、バレエをより美しく踊るようになるための訓練の1つになります。
最近はフロアーバーのレッスンが東京では増えてきましたが、実際にバーアテールの発祥地であるフランスで習って、国家資格を取っている人はまだ東京・関東周辺では私のしている限りではいません。
いろんなアンディオールの習得をするためのレッスンがありますが、フロアーバーをやったあとで、バーレッスンをやってみると簡単にラクにアンディオールができて、鏡越しにいつもより美しいバレエ姿の自分が映し出されていることに驚きますよ!
ぜひバレエでご自分の骨格に合わせたアンディオーができ、をもっと美しく踊れるようになりたい人は、バーアーテールをマスターすることをお勧めします!!