学校は「才能がない生徒は早めに辞めたほうが、人生にとって良い」
やはり学年が一つ上がるごとに、学校側の判断でいっしょにバレエを学んでいたクラスメートが退学になったり、留年になることも普通です。
ある意味、バレエで将来的に生活するのは無理ですよって言われることだから生徒のためですね。
バレエ以外のことで適正なことを見つけるのには早い方がいいので。
バレエ留学してまで頑張ったのに、そうなってしまったら悲しいけど。でも落ち込んでいる暇はないですよ。
今まで海外のバレエ学校で生活の大部分を費やしてきたから、もしかして高校中退しちゃっているかもしれない。そうなった時他の道でやり直そうと思うと学歴がひっかかってしまうのが世の中の常識。
日本に戻って、高校中途退学しちゃった人は、大検を取り直して再度大学で舞台芸術関係を学んだり、踊りに近いことは学べますよね。
私だったらこう考えます。
「まだ海外にいたい。日本に帰りたくない」って。もう一度来年バレエ団のオーディションを受け直す!って。やれるだけやってそれでもダメだったら自分にはプロダンサーになるだけの実力がなかったんだって思えるようになる。
大学とバレエ学校が共同経営の海外の大学バレエを学ぶ
海外のバレエ学校を辞め日本で大学受験するのも一つの手ですが、海外の国公立のバレエ学校の中には、大学とバレエ学校の経営が同じところもあり、プロダンサーになるための教育を受けながら、大学の学士が取れるところもあるので、バレエ留学の学校選びではプロダンサーになる人がいるかどうかの確認をするとともに、そういう教育システムのあるバレエ学校があります。
例えばドイツのドレスデンの大学。
海外の大学の方がバレエ学科もあるし、国立なのでイギリス・アメリカを除きほとんど授業料はただです。
また一度バレエ団のオーディションに合格しなくても、海外のバレエ関係の大学に所属していれば、1年後にそこを拠点にしてまたオーディションツアーを組めますよ。
日本から高い旅費・宿泊費をかけてオーディションを受けるよりも、現地でオーディションを受けに行く方がよっぽど安上がりだし、慣れている土地だからそれほど緊張しないでオーディションも受けられます。
できる限りのことをしてそれでもうまくいかなければ仕方がないですよ。
でもできることもしないで、すごすご途中でバレリーナになる夢を捨ててしまうのはもったいないですね。
1年以上の長期のバレエ留学は将来の進路や職業を決める可能性もあり、大切な時期です。バレエ留学する時は後悔のないようにバレエ留学の的確な年齢や時期を慎重に考えましょう。