ローザンヌバレエコンクールに出場する日本人の子供たちは欧米のバレリーナと本当に似てきれいな足長の子どもたちばかりを見かけるようになりました。嬉しいことですね!
日本の以前からあるレベルの高いコンクールでも同じように手足の細長い子供たちが続々とみられるようになりました。
でもそういう子供たちの陰にやはり「日本人体型」と言われる子供たちもバレエをやっています。
そういう子供の中にも将来的にきれいにバレエ体型に痩せることである程度プロのバレリーナになれる可能性も秘めているのであきらめる必要はないです。(海外でも日本でもバレエ団に所属しているダンサーをよくみるとうなづけますよね。バレリーナの理想の体型・体の条件を持っていないダンサーもいるってこと)
私自身が留学していた南フランスの某コンセルヴァトワールでも、本当に羨ましいほど足が長い生徒でさえ、いろいろな体のコンプレックス、特に足に関することをいつも口にだして愚痴をいっているのを聞こえてきたので、プロのバレリーナ養成のバレエ学校に在籍できるフランス人でさえ何らかの体のコンプレックスをもっていることになんだか人間味を感じました。
フランスの某バレエ学校での教え方は、基本パリ・オペラ座バレエ学校の教えに右習えの教え方(笑)なので習うべき基本的なことは統一されています。
(バレエ教師になるためには全国統一に行われる厳しい試験審査もあるし、1年間の教育実習もしっかりとありますからね・・。)
パリ・オペラ座でもコンセルヴァトワールでも足のアンディオールの使い方に注目してみると、足がどこから使うのか?ということがわかります。
脚は股関節からアンディオールをする!とよく日本のバレエ界では言われますが。う~ん、これは教えとしてはグレーゾーンなんですよね。
たしかに見た目で足の付け根は股関節になります。
本当の脚の付け根はどこなのか?
でも実際には足は股関節よりももっと上についているんですよ!
それをしっかりとレッスンの中で注意できる先生はわずかですが。
「背中から足を使いなさい!」
「付け根より上から足を使いなさい!」
とバレエの先生が時々言っているのを聞いたことはありませんか?
これはどういうことかというと、正しいバレエのための解剖学を習うと理解できることです。人間の足は股関節が足の付け根ではないんですよ。
骨盤の上の部分からなんです。この骨の周りを覆っている筋肉を外側に(アンディオール)に使うことを意識するだけで、足の見え方は変わってきます。
具体的にはバレエの動きの中での足の使い方が違ってくるので、踊りももっと大きく動けるようになるということです。
毎回のレッスン前に意識していれば、あとはお稽古の回数を重ねていけば骨盤の上から足をアンディオールにすることも、足長に魅せる効果も改善できてきます。
知っていることと知らないで体を動かすことでは、最終的なバレエでより美しく上達して魅せる違いが大きくなりますよ。
感覚的な足の使い方ですが、この骨盤の上の赤丸部分(腸骨(ちょうこつ))にあたるところを力でアンディオールに開くのではなく、上下に伸ばす感じです。このような足の使い方をしていけば、足がより長くみえるし、上下に伸ばして筋肉もつかえるようになるので、余計な必要以上の力を四頭筋に入れずにすむので、陸上アスリートのようなボコっとした太もも外側の余計な汚い筋肉も発達しにくいという相乗効果が望めます。
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