海外、フランスのマルセイユバレエに所属する日本人ダンサーの一人、木下芳子さん。
マルセイユバレエはクラシックバレエよりコンテンポラリーや現代バレエ、振付家の新作を実験的に上演する等、最近画期的なバレエ団に盛り上がりつつあります。
メンバーも国際色豊か。
海外の有名なバレエ学校出身の人が多い。 経歴をみると、バレエ学校でてすぐに採用されてたダンサーは僅か。
少なくともどこかのカンパニーでプロとして踊っていた経験がある。
マルセイユバレエに限らず、海外のバレエ団は公にオーディションをするのは大劇場がほとんど。
それも公のオーディションなのでいろんな人が集まり、100人は軽くいる。 (例えばモナコは毎年200人ほど集まる。)
プロで経験のある人は、実際に劇場のディレクターにコンタクトをとってプライベートオーディションをしてもらうのが常。
そのほうが自分だけをレッスンでみてくれるから。
マルセイユバレエもほとんど公にはダンサーを募集していない。
ということは、プライベートオーディションが多いのだろう。
木下芳子さんは、日本のスターダンサーズバレエへ入団後、クラシックだけでなくコンテンポラリーダンスも踊る。
その後、金森譲さんのNoismに入れる実力。
対談後も、日本で主にフリーでコンテンポラリーダンスの舞台経験を踏んでいる。
そう、クラシックバレエの基礎があり、コンテンポラリーは抜群!
だからコンテンポラリーダンス色が濃いマルセイユバレエの入団もOKなんですよ!
(上から目線ではありません。一応念のために・・・)
海外の有名なバレエ学校でてもコンテンポラリーで人の目を惹くプラス要素をもっていなければ、海外のバレエ団オーディションを受けても落ちます。
クラシックバレエだけをやりたいのであれば、ロシアや旧共産国の貧しい国になってしまいますよ。
バレエ団に入れればいいと思う方もいらっしゃると思いますが、(旧)共産国の経済事情も治安もかなり悪いです。
日常生活が安心して暮らせないですよ。
国に全て監視(管理)されているので、重要なことは話せなくなってしまいます。
バレエ団のオーディションを受ける国も視野に入れた方がいいと思います。