最近川崎市のお教室のバレエをやっている生徒さんの悩みで言いていて思ったのが身長のお悩み・・。
やっぱりティーンは悩みますよね。
プロになるならないに限らず、やはりバレエで背が低いと得することは少ないかも。
バレエでなくても見た目重視する職業ではとくに・・。
一般の生活していても、やはり背が高くてすらっとしている女性に目がいってしまう・・そういうことありますよね?
時々開く、フランス流バーアテールとバレエのセンターでのワークショップでもやっぱり身長が低くて・・っていう悩みを抱えている人はけっこういらっしゃる・・。
今日はバレエと身長を伸ばす方法について、フランスのバレエ学校の解剖学やフランスでバレエ教師になるための研修コース(2年)で勉強したことをちょっとここに情報として書こうと思います。
バレエダンサーになりたいと思っている人も、趣味でも楽しんでバレエを踊りたいと思っている人にも共通すること^^。
バレエ学校やバレエ団での身長制限でバレリーナになれないって本当?
バレエ学校やバレエ団に入りたい人は、オーディションで身長制限が一応あるってことはしってますよね?
それもカンパニーやバレエ学校によって求めているダンサーの身長制限はまちまち。
私はフランスやその近辺の西ヨーロッパ諸国のバレエ事情だったら情報はコンセルヴァトワールの校長先生や、フランス人の友人でバレエ学校を開いている人、同期でオペラ座に入ってカドリーユでがんばっている知人から情報がよく入ってきます。
↑だからもしプロダンサーになりたいと思っているなら、やみくもにバレエ団(特に海外のバレエ団)を受けるのでなく、受けるバレエ団がどのくらいの背丈のバレエダンサーを採用しているか?見極めることが必要。
こういう的確に相談できる人は自分の先生になりますが、果たしてその先生たちは実際に(海外の)プロのバレエダンサーになった経験があるのでしょうか?
バレエ団オーディションで受かるダンサーはコールド向き?
オープンオーディションでは、身長制限も書類審査に書くようになっているので、やはり一般募集は身長があまりにも低いと実技の前に落とされてしまうこともある・・。
↓これについては、少しのごまかしも愛嬌(笑)。
そうマジになって身長をそのまま正直に書く必要ないんじゃないって感じかな・・。
でもやはり一般的に欲しいダンサー(コールドにすぐ使える)の身長は163~168cmぐらいなのが一般的。日本のメジャーなバレエ団でもオーディションの身長基準はそのくらいです。
新国立バレエ団や東京バレエ団はわりと大柄なバレエダンサーを好む傾向にあります。
谷バレエ団は、上記2つと比べると割と身長が低い人が多いです。160cm未満の女性バレエダンサーが多いんじゃないかな・・。
過去にプリンシパルの新奈さんが例外に身長が170㎝前後で大柄だったぐらいかな・。
平均的なダンサーの身長であれば、バレエ団に受かる受かる確率は多いです。だけどその身長の平均にあうダンサー=コールド向きなんですよね。
フランスのバレエ団では日本のバレエをやっている人のバレエダンサーに対する美意識、常識がちょっと違うことを知ってますか?
バレエで何を目指すかしっかり考えて!ローザンヌでも求める身長と体格は国によって違う
(↑youtubeより、パリ・コンセルヴァトワール、パドドゥクラス発表より)
バレエ学校ではロシアのようにかなり細い体重を保ちながら、身長も伸びる生徒を入学させていますよね?
これはロシア特融の話。
西ヨーロッパではロシアとはちょっと違います。
確かに細いバレエ体系ということは求められる要素になってますが・・それ以上に「健康な女性であることが第一」と考えられてます。
無理しすぎて痩せた貧弱なバレエダンサーは必要ない、魅力がない・・ともいうべきでしょうね。
私自身もフランスのトゥールーズのバレエ学校に留学した時は驚きました。日本にいるとかなり細くてヒョロヒョロした足つきのバレエ体系の生徒が注目を集める傾向にありましたが、フランスでは違う。
それよりも女性らしい体系のバレエダンサーのほうがよしとされる傾向にあります。
ローザンヌバレエでの書類審査で「規定に満たない細すぎる生徒は落とされる」のと同じ考えです。
ローザンヌでは細すぎると(書類)審査で落とされるんですよ?!
健康的な女性で多少筋肉質な女性的な体つきを好むのがフランスのバレエ団の特徴でもあります。
だから、クッキーも食べてるし、チーズもデザートも食べてる。
しっかり食事も食べてます。ただ食べる食材、時間によって食べるものを変えています。 (これはトゥールーズのバレエ学校で教わった食事管理マニュアルを実践すると実感できますよ♪)
フランスでは痩せすぎバレエダンサーは負の連鎖をよぶ!
太い体ではなく筋肉質なバレエダンサーを好む、そういうダンサー=人間を美しいと考えるのがフランス人や西ヨーロッパの人たちの文化なんです。
過度な食事管理して、下手なダイエットをしていると、体の中はボロボロ、身長も伸びづらくなってしまう
↓
- 背が低いからバレエでも見栄えがしない
- 発表会でいつも端っこ、いい役がつかない
そういう負の連鎖にならないように、身長を伸ばすにはやはり正しい食事管理が必要なわけです。
フランスのバレエ学校ではお昼ご飯は食堂で自由に好きなものをみんな食べてます。結構カロリーナものを食べても動いているからそれほど太らないんです。
結局バレエで身長を伸ばすにはどうしたらいいの?
(youtube, パリ・コンセルヴァトワール、コンサート、14~15歳より抜粋)
バレエで身長を伸ばすには、身長を伸ばすだけのことを考えていてもしょうがない。これはバレエ学校時代の栄養学の授業で学んだこと。
私は栄養管理士ではないので身長について医学的な観点からはお伝えできないですが、バレエを習っている人にとって、成長期に身長が伸びるってことは体重もふえることは常識ですよね?、特に成長期では体を大人の体に大きく成長させるために当然のできごと。
だから成長期、小学生や中学生、人によっては高校生初期に故意に体重だけ減らそうと減量しちゃうと、身長も伸びずらくなってしまう事実があるということは気を付けなければいけない!!
見た目を必要とするバレエやそれ以外のスポーツ、食べすぎもよくないので、食事管理をしながら十分な睡眠時間をとることが身長を伸ばす秘訣。
(youtube, パリ・コンセルヴァトワール、クラスコンサート、14~15歳より抜粋)
結局ね、身長が伸びるっていうのは成長する、って事です。
バレエのレッスンで夜遅くなるんだったら、帰ってからサッサと食事してお風呂に入ってすぐに寝る。
私にできることは食べる、フランスのバレエ学校で頂いた食事管理のメニューの情報をお伝えするだけ。
食べるもの、食べても太りにくいもの、体重も増えないし、おなかも増えない、身長を伸ばすのを妨げる要素はこのメニュニーはないです。
ネットで流れているかんたんに痩せるダイエット方法ではないけど、背がのびるのを妨げないで、「体にいいもの」、成長期に必要なものを食材に使っています。
バレエやっている人がはまりやすい簡単で手軽に出できるダイエット食やサプリの効果
フランスではダイエットスムージーなんて食品はバレエ学校にも一般にも売られていないし・・。
ここで本当に、例えばバレエジャポンに書いてあるような痩せるための健康的な食品として「ダイエットスムージー」の特集が本当のことなのか?事実なのか?
成長期に必要なものなのか?
大人でバレエを習っている人にも本当に必要なものなのか?
ここで一回頭使って考えてみるといいですよ。
自然からとれる食材が一番体に優しいに決まってるじゃないです♪
身長を伸ばしたかったら、体に良い食材を考えたメニューを採ることが一番いい方法です。それで太りにくい体質をつくれる食事管理方法だったら、バレエ体系に近づけると思いませんか?