バレエってすごくお金がかかるもの。
将来プロとしてやっていきたい!って思う気持ちと、バレエに向いた骨格であればある程度の投資も大切ですよね。
ただ全くバレエ向きでない体つきで、バレエが好きで・・・という子供は、どこまでお金をかければいいのか?っていう親の悩みどころの1つ。
お教室をどこにするか、週何回おけいこするのか、コンクールや研修、留学するかによって、バレエにかかる費用はまちまちっていうのが現状。
本人のやる気によっても違ってきます。
はじめからバレエを本格的になるのなら、カルチャーセンターのような誰でも楽しんでできるようなところは避けてください。
本格的にバレエをやりたいと思ったら、やはりコンクールや留学、国内外のバレエ団に就職している人がいるかどうかでお教室を探してください。
そして先生の質の問題。
日本はバレエの教師をするのに、何もいりません。明日から「バレエの先生です」って言えば、それでなれてしまうもの。
だから本当に怖いです。
中には、バレエのプロとしてカンパニーに所属したこともない人がバレエの先生を憧れだけでやっている人もたくさんいます。
そういう中途半端な人に教わっても上手になりません。
留学する方法も留学業者に頼んでしまう一般的な方法しか知らないし、バレエの世界でのつながりも少ないし、そんな人にバレエを教わっていてもすぐに限界はみえてきます。
バレエを楽しみでやる場合であれば、カルチャーセンターで週1,2回のレッスンだけでざっと1万ぐらいです。
バレエを本格的にやる人はこれだけかかる
もしバレエを本格的にやりたい場合、留学経験のある先生や、昔からプロのダンサーを輩出しているお教室で週に4~6回のレッスンが当たり前。レッスン代だけで月に2万前後かかるところが一般的です。
その他、初期費用としてタイツ代、バレエシューズ代、レオタード代(ほとんど毎日レッスンする場合、4,5枚必要)がかかります。
ポワントを履くようになったら、足の強い人であればトーシューズがつぶれる度合いが早いので、月に4、5足必要になります。
ポワントは値段で選ぶのでなく、足にフィットするのを選んでください。足にフィットするポワントは履いた瞬間にこれ!っていう感覚があります。
ポワントのフィッティングで立ったり、ドゥミを通さなくても、「ポワントを履いた瞬間に足の裏がピッタシする感覚」のポワントに出逢えたら最高です!
私はフリードだと1回履くとすぐつぶれてしまうので、「ブロックのセレナード」にしています。
ジュニアのときは月に4,5足必要だったので、セールのときに30足まとめ買いで9万円ほど。これで半年もたせました。 他にもグリシコも足がしっかりとしてまっすぐ立てる人には最適です。
やはりフリードが一番高く、1足約10,000円かかります。ブロックだと約6,000円。フリードだと約8000円。
これが月に4足必要となるとポワントだけでも約4万~5万円・・。
知らなかった・・・バレエのレッスン代以外にかかる高額費用
お教室によってはレッスン料以外にも、発表会代、母の会やコンクール代、先生のお礼代、暖房費などがあります。
そういう諸費用はいくらかかるかなどもお教室によって違うのでここでは「いくらかかります!」ってはっきりいえないのが申し訳ないと思います。母の会やお礼代がないところもあります。
コンクール参加料も約10,000円するし、衣装代もレンタルとなると1着約10,000円。
私がジュニア時代に通っていたお教室では「母の会」の年会費はありませんでした。母の会自体がなかったので。 コンクールにでるようになると、コンクールのレッスン代を含め月30,000円でした。
これは安いほうだと思います。
私が通っていたお教室は、先生が所有するお稽古場だったので、毎日お稽古場が開いているときに使いたい放題でした。
コンクールの練習を時間が空いているときにいつでもできたのです。お稽古場レンタル料なんて追加料金払わなくていいんです。
そしてコンクールのレッスンもほとんど毎日付き合ってくださいました。学校が終わってから夜23時過ぎまでほとんどつきっきりです。
これでうまくならないわけはないでしょう?!
先生がお教室を借りているとこだと、レッスン場のレンタル料がかかってしまうので、その分費用もかかりますね。
都内で安いスタジオレンタルのアーキタンツでも1時間3,500円~です。
最大にお金がかかるのが発表会代。
お教室によって1年に一回、2年に1回のところがあります。
週1~2回の子供や大人の方だったら、1人で踊ったりすることがないので、7,8万円で収まるところが多いです。
ソロで踊る曲や主役・準主役になると、最低でも10万はかかります。
男性と組むと1曲15万は~20万は必須。
高校生で主役をすると50万~100万かかる人もいるっていうことも聞きます。
これは事実。とくにお金のかかるバレエ団付属のMバレエ団はこのくらいかかります。
でもこれが全てではありません。お金より「才能のある子にバレエを!」っていう考えで良心的にやっているお教室もあります。
(そういうお教室でもちゃんと留学してバレエ団に入っているところもあります。)
いろいろバレエはお金がかかります。
でも将来への投資であればいいんじゃないかな、って思います。
子供たちはいろいろな可能性を秘めているので、お金かかる、かからないの問題でなく、できるのであれば子供たちの可能性を広げられるように助けていきたいですね。