ヴィヴィアナ・デュランテ(ヴィヴィアナデュランテ/Viviana Durante)は、ロンドンを拠点に活動するイタリア出身のバレエダンサーで、元ロイヤル・バレエ団のプリンシパルです。
日本でも、熊川哲也さん率いるKバレエの主役として活躍したことで知られています。このページでは、ヴィヴィアナ・デュランテの経歴と、彼女が主宰する「ヴィヴィアナ・デュランテ・カンパニー(Viviana Durante Company)」の活動内容、そしてオーディション事情を解説します。
ヴィヴィアナ・デュランテの経歴(元ロイヤル・バレエ プリンシパル)


ヴィヴィアナ・デュランテはローマで生まれ、ロイヤル・バレエ・スクールで学んだのち、17歳でロイヤル・バレエ団に入団。21歳という若さでプリンシパルに昇格し、当時の同団で最年少のプリンシパルの一人となりました。ケネス・マクミラン作品をはじめとするドラマティックなレパートリー(『マノン』『アナスタシア』『うたかたの恋』など)で高い評価を受け、「近年屈指のドラマティック・バレリーナ」と称されています。
2000年にロイヤル・バレエを離れた後は、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)、ミラノ・スカラ座でプリンシパルを務めました。そして2003年から2012年にかけては、日本のKバレエ(熊川哲也さんが創設)のトップ・バレリーナとして活躍。日本のバレエファンにもなじみ深い存在です。2016年にはロイヤル・バレエへコーチとして戻り、後進の指導にもあたっています。
また、2019年にイングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール(ENBS)のダンス・ディレクター、2020年に芸術監督に就任し、2024年7月までその職を務めました。イギリスのバレエ教育・育成の第一線にも深く関わってきた人物です。
ヴィヴィアナ・デュランテ・カンパニーとは


ヴィヴィアナ・デュランテ・カンパニー(VIVIANA DURANTE COMPANY/所在地:ロンドン、イギリス)は、2017年にデュランテ自身が立ち上げたダンス・カンパニーです。埋もれた名作や新しい作品を幅広い観客に届けることを目的としており、2017年にバービカン・センターでの『Kenneth MacMillan: Steps Back in Time』でデビューしました。
その後も、2019年に『Seven Deadly Sins(七つの大罪)』、2020年に女性ダンサーのみによる『Isadora Now』(イサドラ・ダンカンに着想を得た三部作)を上演。バレエ・ブラックやスコティッシュ・バレエといったカンパニー、ティアゴ・ソアレス、ローレン・カスバートソン、フランチェスカ・ヘイワード、ヤスミン・ナグディら一流ダンサーとも協働してきました。
ポイントは、このカンパニーが常設のレパートリー・バレエ団ではなく、公演ごとにダンサーを集める「プロジェクト型」のカンパニーだということです。年間を通じて固定メンバーを抱え、毎年の入団オーディションを定期開催する団ではありません。
ヴィヴィアナ・デュランテ・カンパニーのオーディション事情


上記のとおりプロジェクト型のため、オーディションは「毎年同じ時期に開催される」ものではなく、公演(プロダクション)ごとに、必要に応じてキャスティングのための募集が出る形です。出演を目指す場合は、公式サイトや公式SNSで募集情報が出ていないかをチェックするのが確実です。
- 公式サイト:viviana-durante.com
- 労働許可:イギリスでの就労にあたっては、労働許可(ビザ)が必要になる点にも注意してください。
過去の募集例(2019年公演『Seven Deadly Sins』)


参考として、2019年に行われた公演オーディションの募集内容を残しておきます(※これは2019年当時の一回限りの募集例で、現在の募集ではありません)。当時は男女合わせて5名のダンサーを募集していました。
- 条件:高度なクラシックバレエのテクニックに加え、創造性と音楽性を備えたダンサー。男性はパ・ド・ドゥの技術も必要。イギリスの労働許可証の保持者。
- 契約期間(当時):2019年4月4日〜5月18日
- 1次(書類審査):履歴書・動画URL・全身が写っている写真を提出。締切は2018年12月28日。
- 2次審査:2019年1月11日 11:00〜15:00、ロンドン(詳細は書類通過者のみに通知)。
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