2018年11月に行われた、パリオペラ座バレエの昇級試験の結果です。
今年もやはり厳しい審査結果となりました。
審査は2018年11月9日金曜にオペラ座のガルニエ宮で行われました。
その結果を速報でここで公式にお伝えします。参考した情報はフランスの公式バレエサイトです。
参考;Concours interne de promotion 2018 (novembre) – Résultats des danseurs、9 novembre 2018、Catégorie :A la barre
パリオペラ座の昇級試験:2018年11月、カドリーユからコリフェへの昇進結果と順位
今回は2人がカドリーユからコリフェへ昇進しました!
男性2人のみの昇進結果となりました。
女性は今回は0人です。
コリフェで昇級試験を受けたのは12人です。
順位は以下のとおり
1位 、レオ・ドゥ・ブッセロール、Léo De Busserolles
2位、 アンドレア・サリ、Andrea Sarri
3位、Chun-Win Lam
4位、 Milo Avêque
男性の規定ヴァリエーションはパキータの第2幕、リュシアンのヴァリエーション(ピエール・ラコット版)
昇級試験には規定のヴァリエーションと、「Variations libres」男性のフリーバリエーションが審査対象になります。
パリオペラ座の昇級試験:2018年11月、男性カドリーユが選んだバリエーション
男性のカドリーユの団員の12人が選んだフリーバリエーションは以下の通りです。フリーバリエーションといえども全てクラシックバレエのバリエーションですね・・。
ジョルジオ・フーレ Giorgio Fourès : バヤデール、第2幕、ソロルのヴァリエーション(ヌレエフ版)
ジャック・ガストウット Jack Gasztowtt : チャイコフスキーパドドゥ、男性ヴァリエーション
ジュリアン・ギルマー Julien Guillemard : Dances at a gathering、 (ロビンス振付)
チュン・ウィン ラム Chun-Wing Lam : エチュード、マズルカバリエーション
イサック・ロペス・ゴメス Isaac Lopes Gomes : 白の組曲、マズルカ
アンドレア・サリ Andrea Sarri : ドニゼッティ・パドドゥ、男性バリエーション (マニュエル・ルグリ振付)
ニコラウス・チュードリン Nikolaus Tudorin : ナポリ、男性バリエーション
ミロ アベック Milo Avêque : 白鳥の湖、1幕ジークフリートのバリエーション(遅)(ヌレエフ版)
アレクサンドラ ボッカラ: ラ・フィーユ・マルガルテ、第一幕、男性バリエーション
サミュエル・ブレ Samuel Bray : グラン・パ・クラシック 男性バリエーション
アントニオ・コンフォルティ Antonio Conforti : ジゼル、第二幕、アルブレヒトのバリエーション
レオ・ドゥ・ブッセロール Léo de Busserolles : ラ・シルフィード、第二幕、ジェームスのバリエーション(ラコット版)
パリオペラ座の昇級試験:2018年11月コリフェからスジェへの昇進結果
2018年11月9日のコリフェからスジェへの昇進ポストは2名だけの空きでした。
課題曲は「眠れる森の美女」第3幕の宝石の踊りより男性バリエーション
この昇級コンクールのバレエマスターはかつてオペラ座のエトワールだった、ジル・イゾワール(Miteki Kudoの夫)。
昇級したのは次の1,2番の男性のみ。
1位、アクセル・マグリアーノ、 Axel Magliano
2位 アントワーヌ・キッシャー、 Antoine Kirscher
3位以下
3位、トマス・ドキール、 Thomas Docquir
4位、シモン・ル・ボーニュ、Simon Le Borgne
5位、フロラン・メラック、Florent Mélac
6位、アレクサンドル・ガス、Alexandre Gasse
パリオペラ座の昇級試験:コリフェからスジェへ昇級した男性が選んだバリエーション
男性のスジェのバレエ団員の9人が選んだフリーバリエーションは以下の通りです。フリーバリエーションといえどクラシックバレエのバリエーションが多いです。
Alexandre Gasse : Push Comes to show (トワイラ・サープ Twyla Tharp)
Antoine Kirscher : Dances at a gathering, 男性バリエーション
Mickaël Lafon : ライモンダ、第2幕、アブレムの第2バリエーション、(ヌレエフ版)
Simon Le Borgne : バヤデール、第2幕、ソロルのバリエーション(ヌレエフ版)
Axel Magliano : 白鳥の湖、ジークフリートのバリエーション (ヌレエフ版)
Florent Melac : カルメン、ドンジョゼのバリエーション (ローラン・プティ版)
Hugo Vigliotti : Pas./Parts (フォーサイス、William Forsythe)
Mathieu Contat : シンデレラ、第1幕、男性バリエーション (ヌレエフ版)
Thomas Docquir :白鳥の湖、ジークフリートのバリエーション (ヌレエフ版)
パリオペラ座の昇級試験:スジェからプルミエールへ昇級した男性の結果
2018年11月9日に行われたパリオペラ座の昇級試験で、男性のスジェのバレエ団員からプルミエールへ昇級したのは1人のみでした。
規定バリエーションは、ライモンダ第3幕(ヌレエフ版)ジャン・ドゥ・ブリエンヌのバリエーション
バレエマスターは日本でもマスタークラスの研修で時々講習会をやっている、世界帝に有名なバレエ教師のアンドレイ・クレムさんです。
プルミエールに昇級したのは、1位のマーク・モローさんのみ。
1位、マーク・モロー、 Marc Moreau
2位、フランチェスコ・ムラ、 Francesco Mura
3位、パブロ・レガサ Pablo Legasa
4位、フロリモン・ロリウ Florimond Lorieux
5位、ダニエル・ストック Daniel Stokes
6位、ヤン・カイユ Yann Chailloux
パリオペラ座昇級試験:プルミエールへ昇級した男性が選んだバリエーション
男性のスジェのバレエ団員の7人が選んだフリーバリエーションは以下の通りです。
フリーバリエーションといえども今回はクラシックバレエのバリエーションのオンパレード。
Pablo Legasa : ラ・シルフィード、第2幕、ジェームスのバリエーション (ラコット版)
Florimond Lorieux : 眠れる森の美女、第2幕、王子のバリエーション (ヌレエフ版)
Marc Moreau : Manfred (ヌレエフ版)
Francesco Mura : 泉 La Source、第2幕、男性バリエーション (ジャン・ギヨーム・バール版)
Daniel Stokes : エチュード、マズルカのバリエーション
Sébastien Bertaud : チャイコフスキーパドドゥ
Yann Chailloux : オネーギン、第2幕、レンスキのバリエーション