元パリ・オペラ座の団員だったマチルド・フルステさん。
彼女はエトワール並みの主役級の役ももらっていたのに、実際はエトワールではなかったのは周知の事実ですよね。
なんで容姿も完璧だし、舞台で放つ華やかな雰囲気もあるのに、年一度の昇級試験にずっと落ちていたのでしょうか・・・?
オペラ座のバレエ学校はまさに外部から遮断された空間で幼少期を過ごします。
朝からバレエのレッスン、普通の学校で習う一般科目も入学選抜で選ばれたバレリーナの卵たちだけで朝から晩まで過ごします。
バレエを学ぶ環境としてはバレエ漬けなので最高の環境でしょうが・・。
バレエ学校の留学先例:パリ・オペラ座バレエ学校の実態はこんな感じ
人間性は壊れていっちゃうと思いますね。世の中にはバレエの世界なんて狭いです。バレエ以外のことで生活している人のほうが多いんですよ。だからどうしたって、日常生活でいろいろな偏った考え方の人たちが形成されてしまうのもウソではないと思います。
実際に、いじめも学校内ではあるし。
特に外国人に対するいじめはありますよ。言葉が分からないと感じないかもしれませんが・・・
そういう特殊な環境で育った人たちの世界なので、団員の昇級試験にも少なからず平等・公正さにかけているとフランスでも言われています。すでに芸術監督が気に入っているダンサーが昇級試験を受ければ、少なからずそういった人間関係の事情も左右されているといわれていますね。
通常でもフランス人はよく「関係者を知っているかどうか」「コネクションがあるかどうか」で日常生活でもスムーズに過ごせるかそうでないかがあります。(これは実際にフランスに8年住んでみて実感しています。誰かの知り合い、友人の紹介だと話がトントン拍子に上手くいくことがかなりありました。)
おそらく、マチルドさんの昇級試験の結果もいろいろ人間関係が左右していたのだとフランスのバレエ関係者でもいまだに言われていますね・・・。
フランスのオペラ座バレエ学校に留学したい!と夢をもっている生徒さんにも、現状知ってもらったうえでいろいろなバレエ学校も視野にいれながら留学先を決めたほうが将来的に生徒さんの活躍の場が広がると思います。
オペラ座だけがバレエ学校ではないです!