バレエ留学という大きな夢、素敵ですよね。でも、いざ具体的に考え始めると「一体いくらかかるの?」という現実に直面して、ため息をついてしまうお母様や生徒さんも多いのではないでしょうか。
実は、賢く「奨学金(スカラーシップ)」を活用することで、そのハードルをぐっと下げることができるんです!
今回は、プロの視点からバレエ留学の費用をサポートしてくれる4つのルートを徹底解説します。単なる理想論ではなく、実際に現場で耳にするリアルな数字や、意外と知られていない公的な制度まで、痒いところに手が届く内容でお届けします。「うちの子には無理かも…」と諦める前に、まずはこの記事で可能性を探ってみませんか?
バレエ留学するための奨学金タイプ4つ


「奨学金」と一口に言っても、実はいくつかの種類があるのをご存じでしたか?コンクールで勝ち取る華やかなスカラシップだけが道ではありません。国が支援してくれるものや、企業がバックアップしてくれるものなど、実は間口は意外と広いんです。
まずは全体像を把握するために、主な4つのタイプを整理してみましょう。これを理解するだけで、留学への戦略がガラリと変わりますよ。あなたや大切なお子様にぴったりの方法がどれか、一緒にチェックしていきましょうね。
バレエ留学のための奨学金ルート
- コンクールのスカラシップ(授業料免除など)
- 日本政府や公的機関の奨学金制度
- 一般企業の文化支援プロジェクト
- 留学先(外国政府)独自の支援枠
バレエ留学の資金調達には、実力で勝ち取るものから、計画的に申請するものまで多様な選択肢が存在します。
①バレエコンクールのスカラシップを狙う
バレエ留学への王道といえば、やはりコンクールでのスカラシップ獲得ですよね。これは、コンクールの審査員として来日している海外名門校の校長先生やディレクターから、「ぜひうちの学校へ!」と認められることで得られる権利です。
ここで気をつけたいのが、スカラシップの内容です。「全額免除(フルスカラ)」なら授業料や寮費までカバーされることもありますが、「一部免除」の場合は授業料の半分だけ、あるいは入学許可のみというケースも少なくありません。
また、短期(サマースクール)なのか、長期(年間留学)なのかによっても、準備すべき資金額は100万円単位で変わってきます。憧れの学校から名前を呼ばれるのは最高に嬉しい瞬間ですが、その「中身」を冷静に判断する目も、私たち大人には必要ですね。
スカラシップの費用と人気バレエコンクール
日本の主要なコンクールでは、それぞれ提携している海外校が異なります。例えば、ジャパングランプリは北米や西欧の学校に強く、ロシア系を狙うならプリ・ド・ジャポンが有名です。各コンクールが提供する「賞」には、賞金が出るものから、現地での生活費補助が出るものまで様々。
最近では、技術だけでなく「将来性」や「レッスンの受け方」を重視するコンクールが増えています。バリエーションの完成度だけでなく、基礎がしっかりできているかが、長期留学の切符を手にする鍵になります。
年間200万円以上かかる留学費用を、こうした制度でどこまで抑えられるかが勝負どころですね。
スカラシップの費用と人気バレエコンクール
こちらの情報とかぶってしまう情報もありますがご了承ください。
| 奨学金 | 授業料 全額免除 | 授業料 一部免除 | その他の 制度 | 期間 | |
| ジャパン グランプリ | 30万 | 〇 | 〇 | 長期短期 バレエ学校入学権利あり | 1年間 |
| Prix du Japon エデュケーショナル | × | 〇 | 〇 | 最優秀者のみロシア政府 スカラーシップ(1年~4年) 推薦候補賞あり | 1か月 |
| NBA全国 バレエコンクール | 100万 | × | × | 長期短期バレエ学校 入学権利あり | 短期 長期 |
| 京都 バレエコンクール | × | △ | △ | 学校により授業料や寮費、 渡航費用の一部補助あり | 短期 長期 |
| 伊達 バレエコンクール | 2万~ 10万 (各部門1位) | 〇 | 〇 | 入学許可と全額 又は一部受講料補償 | 短期 長期 |
(↑詳細は毎年変わる場合があります。詳しくは各コンクールHPで確認してください)
ジャパングランプリ
開催日程 夏
開催地 東京
参加年齢 10歳~19歳
奨学金
- グランプリ賞 :コンクールの協力校で指定されたバレエ学校のフル奨学金と賞金30万円
- スカラシップ賞 :コンテンポラリーダンスを除いた、全クラシック・バレエ部門で各部門バレエ学校の1年間受講料免除、またはサマースクールの受講料免除
決選出場者は舞台ステージでレッスン審査も行われているんが特徴。通常のバリエーションだけでなく、このレッスン内容が審査内容の一部にもなっているため、アンディオールができているか他、目立つコンクール仕様にできあがった派手なテクニックよりも海外で通用するバレリーナを育てるために基礎力が十分評価されます。
スカラシップのバレエ学校は、アメリカ、西ヨーロッパ、カナダが中心になります。ロシア以外にバレエ留学されたい生徒さんに適しています。
スカラシップのあるおもなバレエ学校リスト
エイリー・スクール(アメリカ)
ボストン・バレエ・スクール
ベルギー王立アントワープ・バレエ・スクール(ベルギー)
ベルリン国立バレエ学校(ドイツ)
カナダ・ナショナル・バレエ・スクール(カナダ)
カナダ・ロイヤル・ウィニペグ・バレエ(カナダ)
ドルトムント・バレエ(ドイツ)
ハリッド・コンサルバトリー(アメリカ)
ハンブルグ・バレエ(ドイツ)
ジョン・クランコ・バレエ・スクール(ドイツ)
国立バレエ・アカデミー・ミュンヘン(ドイツ)
オランダ国立バレエ・アカデミー(オランダ)
ニュージーランド・スクール・オブ・ダンス(ニュージーランド)
ノジャ-ネビュラ・ステージ・エデュケーション(オーストリア)
ピッツバーグ・バレエ・シアター・スクール(アメリカ)
ラドフォード大学バレエ・ユース(アメリカ)
サンフランシスコ・バレエ・スクール(アメリカ)
スカラ座(イタリア)
シンガポール・ダンス・シアター(シンガポール)
タルサ・バレエ(アメリカ) 他
ジャパン・グランプリ公式HPより


Prix du Japon エデュケーショナルバレエコンクール
HP:https://www.prixdujapon.com/
開催日程 3月
開催地 東京
奨学金
スカラーシップ賞 4協力校への無償研修留学許可
(1ヶ月間の授業料、寮費、食費免除。その後、有償で延長可。)ゴールドスター賞・・・4協力校への留学許可。(1年〜)
Prix du Japon エデュケーショナルバレエコンクールHP参照
シルバースター賞・・・4協力校への短期留学許可。(5ヶ月〜)
リトルシルバースター賞・・・3協力校への約2週間〜1ヶ月間の留学体験許可。
Prix du Japon エデュケーショナルバレエコンクールの場合、奨学金はスカラシップ受賞者に限り、最初の1か月のみ生活費・授業料等全て免除されるということです。
1年以上継続して留学希望の場合、1年間分の授業料・生活費ざっと200万円前後の資金を準備しておくことが望ましいです。
スカラシップのあるバレエ学校
・ワガノワバレエアカデミー
・ボリショイバレエアカデミー
・ペルミバレエ学校
・ノボシビルスクバレエ学校
ロシアにバレエ留学を希望する生徒さんにとってかなりレベルの高いバレエコンクールになりますが、奨学金枠は少なく、1か月のみの全額免除のため、あまり期待できなさそうですね。
同時にコンクール開催中に、私費留学希望者のロシアバレエ留学オーディションも行っています。
私費留学でもバレエ学校で学びたい生徒さんはコンクール以外でも留学のチャンスが十分狙えるコンクールです。
NBA全国バレエコンクール


HP:https://www.nbaballet.org/competition/national/index.html
開催日程 冬、1月
開催地 東京
参加年齢 小学1年以上~
奨学金
中学生以上の優秀成績者に総額100万円あり
スカラシップのある学校
ただし、学校側や社会情勢により留学先のバレエ学校については変更もあり。詳細はコンクール参加する際にホームページを要確認しましょう。
エルムハースト・バレエ・スクール
NBA公式ホームページより
カナダ・ナショナルバレエ学校
ジョンクランコバレエ学校
ボストンバレエ学校
ボッソブバレエシアター(アメリカ)
ノジャ・ネビュラステージエデュケーション(オーストリア)
モザ・バレエ・スクール(ベルギー)
京都バレエコンクール
HP:https://www.kyoto-competition.com/
開催日程 夏&冬(通常年2回の開催)
開催地 京都
参加年齢 小学1年~高校3年生
スカラシップ
・ウィーン国立劇場バレエ学校
京都バレエコンクール公式HPより
・ハンガリー国立バレエ学校
・ボリショイバレエ学校
・クルージュナポカ国立バレエ学校
・ティミショアラ国立アートカレッジ
・リスボン国立コンセルヴァトワール ダンススクール
・チューリッヒバレエアカデミー
・スロベニア国立マリボール音楽バレエ学校
・ハーレキン芸術舞踊学校
・ノースカロライナ州立芸術大学
バレエ留学は可能ですが、奨学金があるかどうかはHPに記載されていないため、直接コンクール主催者へお問合せしていただくことが賢明です。
伊達クラシックバレエコンペティション(宮城)


HP https://www.date-competition.net/
開催日程 3月
開催地 宮城県 仙台市
参加年齢 7歳~
スカラシップ
・ロンドンスタジオセンター
伊達バレエコンペティションHPより
・サラソタバレエスクール【アメリカ】
・ミルウォーキーバレエスクール【アメリカ】
・サラソタキュウバンバレエスクール【アメリカ】
・ラドフォード・ユニバーシティ・ダンス 【アメリカ】
・ルツページスクールオブダンス【アメリカ】
・インターナショナルバレエセミナーインバリ【イタリア】
・バリインターナショナルバレエコンペティション【イタリア】
・ケンタッキーバレエアカデミー【アメリカ】
フルスカラシップと短期フルスカラシップ受賞者には、入学許可又は入学許可と受講料の補助制度があります。ただ、奨学金の資金額については詳細は書かれていないため、気になるようでしたらコンクール主催者側へお問合せして頂くことと安心です。
伊達バレエコンペティションはアメリカへバレエ留学を考えている生徒さんにとってこのコンクールはかなり魅力的といえますね💛
当社でも2021年秋以降、アメリカへバレエ留学した才能ある生徒さんはこのコンクールを受け高校生の部で見事2位入賞しました💛
このコンクール入賞を期に本来なら留学申請期間も締め切り後かなり時間がたっていましたが、他のもっとレベルの高いアメリカのバレエ学校へ編入することができました。
バレエ留学を一つのきっかけとして、現地でよりレベルの高いバレエ学校へ編入することを目指しましょう!
②バレエ留学のための政府の人気な奨学金制度2つ
コンクールだけが留学の道ではありません。「トビタテ!留学JAPAN」のような政府主導のプロジェクトや、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」を活用する手もあります。
特に「トビタテ!」は、返済不要の給付型奨学金として非常に人気があります。バレエの技術そのものだけでなく、「留学を通して何を学び、日本にどう貢献するか」という計画性が重視されるのが特徴です。
一方で、教育ローンは「借りる」形にはなりますが、銀行に比べて圧倒的に低金利で、バレエ留学のような専門性の高い学びにも適用されます。まとまった資金が今すぐ用意できなくても、将来を見越して夢を繋ぐことができる、現実的な選択肢と言えるでしょう。
トビタテ!留学JAPANと教育ローンの詳細
「トビタテ!留学JAPAN」は、高校生コースなどで芸術分野の支援が手厚く、多くのバレエダンサーがこれを利用して海を渡っています。自由な留学計画を立てられるのが魅力ですが、選考には面接やプレゼンがあり、自分の考えを言語化する力も求められます。
また、日本政策金融公庫のローンは、最大450万円まで融資が受けられ、返済期間も最長18年と長いため、月々の負担を抑えることが可能です。これらを組み合わせることで、「私費100%」という重圧から解放され、よりレッスンに集中できる環境を整えることができます。
公的制度活用のメリット
- 返済不要な給付型(トビタテ!)で経済的負担を激減
- 低金利な国のローンで、家計へのダメージを最小限に
- 公的な支援を受けることで、留学の社会的信用が増す
返済不要な給付型や低金利ローンを活用すれば、高額な留学費用も現実的な計画に落とし込めます。
トビタテ!留学JAPAN とは? 概要
主催 文部科学省
HP https://tobitate.mext.go.jp/
- 主催機関 日本学生支援機構
- 第1回目開始 2019年
- 対象者 高校生以上~
- 対象分野 大学・大学院レベルの高等な専門分野から、芸術・スポーツ、国際ボランティアの4分野あり
- 留学可能期間 2週間~1年
2019年から始まった比較的新しく、若い世代で留学希望者むけの奨学金制度になります。
このように公的な奨学金制度だと、年齢や学歴、高度な専門分野での募集が多く高校生で学問意義の分野で奨学金に応募できる制度はかなり珍しいです。
過去にもこちらの奨学金制度を利用してダンス留学した例もあります。
トビタテ!留学JAPANの目的
民間企業や各分野のプロフェッショナルな著名人他からの支援金や寄付などによって政府だけではなく、官民協働の目的で近い将来、世界で活躍できる日本人のためのグローバル人材を育成しています。
トビタテ!留学JAPAN 高校生コース のメリット
この奨学金の最大の魅力は奨学金返済が一切ないこと!です。
バレエ留学で年間200万~300万かかってしまうため、留学したくてもできない、あるいは2年以上の長期留学したいときに、私費で留学費用を貯めることと奨学金を利用することで、数年間の長期バレエ留学もかなえることができます。
モナコのバレエ学校や、ロシアの日本人クラスのある有名校、イギリスのロイヤルバレエスクール、アメリカのバレエ学校やカナダのウィニペグバレエスクール等は年間300万円前後の留学費用がトータルで必要とされます。
これが3年間で卒業を目標とすると、ざっと900万円は留学費用がかかってしまうことになります。このように奨学金を一部利用することで、1年分の費用だけでも免除されれば600万円前後で済むわけです。
採用されるかどうかは分かりませんが、チャンスがあるのにですからトライするのみです!
留学内容、渡航先、期間[14日間~365日間]を生徒が自由に設計できます。
返済不要な奨学金が給付されます。
全国から集う個性豊かな高校生と仲間になれます。
学校に行かない計画も応募可能です。
https://tobitate.mext.go.jp/ より一部参照
留学計画を設計する際、留学エージェント等のプログラムを利用いただくことも可能です。
トビタテ!留学JAPAN 高校生コース のデメリット
トビタテ!留学JAPAN 高校生コース でちょっと面倒だなと感じたのが、留学先と留学後に日本の良さを発信するアンバサダー活動をボランティアで行うことが課題になります。
応募コース
バレエ留学であれば スポーツ・芸術コースを選びます。
応募期間
留学希望年の1月から募集開始です。
例)2022年9月にバレエ留学予定 ⇒ 2022年1月からの募集開始に応募する必要があります。
応募方法と過去の採用予定者数
2020 年募集枠は800人と、かなり多くの高校生が留学できるように設定されています。
申し込みは、各自学校から応募することになるため、担任の先生に相談し早めの相談をしましょう。
ただし、コロナの影響で2021年は見送りになり、2022年以降は現在(2022年5月の段階)問い合わせ対応となっています。
直接公式HPから問い合わせてみましょう。
バレエ留学でトビタテ!留学JAPANの奨学金を利用した生徒さんの一部紹介
神田 紗綾さん
留学先 デンマーク・ロイヤル・バレエ団サマーコース
トビタテというのはとても手厚いサポートが受けられて、お金だけじゃなくて、海外留学に行く際のアドバイスだったり、いろんなサポートが文部科学省から受けることができて。
参考 https://www.dance-abroad.com/testimonial/2105-saaya-kanda-ballet.html
事前研修というものに行ってきたんですけど、事前研修で同じバレエで留学するという子とほとんど全員とお話することができて、トビタテの良さの一つで、いろんな人たちとつながれる、というのがあって。
あと、私が周りの大人から聞くことができない、海外に持っていったらいいものとか、あと海外の治安とか、注意したらいいこと
椙山女学園高等学校 間瀬あさひさん、石野愛奈さん
留学先
- 間瀬さん フランスのカンヌのバレエ学校
- 石野さん カナダへバレエ留学
7月から8月にかけて留学へ出発。
間瀬さんはフランスのカンヌ、石野さんはカナダのトロントにてバレエ学校へ留学しました。
将来はバレエ講師を目指している間瀬さんは、外国人の表現力の高さに刺激され、日本では学びきれないバレエの世界に触れることができ、石野さんは日本舞踊の経験を生かして他国の留学生と文化交流が図ることができました。
https://www.sugiyama-u.ac.jp/high/news/detail/post-377.htmlより一部抜粋
香川県 高松北高校生徒
留学先 ドイツ ハンブルクバレエ学校、ミュンヘン芸術大学付属バレエ学校 3週間短期留学
腕と指先を使い、もっと繊細な表現ができるようになるために、ミュン
ヘン芸術大学付属バレエ学校とハンブルクのバレエ学校に通いました。日本にいるときから課題は認識していましたが、具体的にどこをどのように
香川県教育委員会 令和元年12月発行より
改善すればよいか分からなかったので、今回の留学を通して、その改善の
ヒントを得られました。
宇部高等専門学校 経営情報学科 栗田 日花瑠さん
留学先 フランス パリ、Studio Harmonic
バレエが生まれた国フランス(パリ)でバレエをするのが幼い頃からの夢で、バレエ留学をしてみたいと思っていましたが、お金の問題があり挑戦できませんでした。
https://www.ube-k.ac.jp/international/overseas-training-12/004tobitate/
そんなときに「トビタテ!留学JAPAN」の募集をたまたま教室の掲示で見て、締切の3日前くらいから急いで準備して応募しました。
留学先は、通っているバレエスタジオの公演でゲストとして来られたダンサーの方がフランスに住んでいて、留学の話しをしたら紹介してもらえるとのことだったので、夢だったフランスに決めました。


バレエ留学奨学金 公的奨学金② 日本政策金融公庫
HP https://www.jfc.go.jp/n/study_abroad/
バレエ留学のための奨学金で公的奨学金の2つ目の紹介は、日本政策金融公庫になります。
こちらは国の教育一般ローン制度になり、海外留学のためにも使える返済有の支援になります。
③一般企業の奨学金制度
最近注目されているのが、日本の民間企業による芸術支援(メセナ活動)です。例えば木下グループのような、文化芸能への理解が深い企業が、特定の学校(英国ロイヤルバレエスクールなど)と提携して奨学金を提供している例があります。
こうした企業奨学金は、コンクールの賞とは別枠で募集されることが多く、将来有望な若手ダンサーにとって大きなチャンスとなります。企業側も「日本の才能を世界へ」という願いを持っているため、手厚いサポートが期待できるのが嬉しいポイントですね。
日本政策金融公庫のメリット
- 上限450万円まで借り入れができるため1年以上の長期バレエ留学も可能です
- 返済金利も銀行やカードローンの高い利子と比べかなり安い金利:固定金利で年1.80%
- 3ヵ月からの短期留学でも融資が可能
300万円を借りた場合の毎月の返済額はどのくらい?
10年で返済する場合、毎月27,600円、最長18年で返済する場合、毎月16,400円の返済額になります。
(返済シュミレーションはこちらで実際に計算できます)




申込必要書類
- 借入申込書
- 住民票の写しまたは住民票記載事項証明書 世帯全員(続柄を含む)
- 運転免許証またはパスポート
- 源泉徴収票または確定申告書(控)
- 預金通帳や領収書など
その他、必要書類につきましては公式ページへお問合せください。ネットで簡単に申込ができるため楽になりました。
企業が支える若き才能へのバックアップ
企業奨学金の素晴らしい点は、資金面だけでなく、時には現地での生活相談や、帰国後の活動支援まで視野に入れている場合があることです。応募にはオーディションや書類審査がありますが、プロを目指すなら避けては通れない道。
募集時期や条件は企業の経営状況や社会情勢によって変動しやすいため、常に最新情報をアンテナに立てておく必要があります。「バレエが好き」という情熱を、どうやって企業に伝えるか。そういった視点で自分を磨くことも、プロへの第一歩かもしれませんね。
④外国政府の奨学金
最後に、留学先の国そのものが提供している奨学金です。特にロシアや東欧など、バレエが国技のように扱われている国では、政府が留学生に対しても門戸を広げていることがあります。
例えば、ロシア連邦政府の奨学金制度などは、過去に多くの日本人が利用してきました。授業料が免除されるだけでなく、現地の学生と同じような待遇で寮に入れたりと、経済的なメリットは計り知れません。
英国ロイヤルバレエスクール奨学金 Kinoshita Royal Ballet Partnership
1つめは木下グループが100%出資となるイギリスのロイヤルバレエスクールに特化した奨学金制度です。
木下グループは英国政府の援助を受けられない日本人生徒のために、新たな奨学金制度を設けました。
木下グループHPより
現在は未来のダンサーとして可能性を秘める多数の学生をサポートしています。
奨学金制度については2017年のものなので、興味ある場合は直接主催企業へお問合せください。
バレエ留学のための奨学金④ 外国政府の奨学金


バレエ留学のための奨学金の最後の紹介は外国政府が実施している奨学金制度です。
ただしすべての国が行っているわけではなく、実施している国によって応募できる年齢、学歴、留学目的、留学先の学校により異なります。
留学したいバレエ学校が決まったら、その国で奨学金制度の有無の確認をHP等で確認してみることもお勧めします。
今回はそのうちの1つロシア政府が主催している奨学金でバレエ留学も対象ということで、ここに紹介します。


バレエ留学のための奨学金 ロシア連邦政府奨学金
HP https://www.permballet-japan.com/
ペルミバレエ日本校1期卒業生 Ballet studio fouetteの出身の生徒さん
留学先 国立ペルミバレエ学校
応募方法 ロシア国立ペルミバレエ日本校で募集
締切 希望する留学年の前年11月
詳しい応募条件・応募情報は直接バレエ学校へお問合せください。
海外の公的支援を勝ち取るための準備
外国政府の奨学金を狙う場合、現地のバレエ学校との強いコネクションを持つ日本のスタジオや、提携校を通じて申し込むのが一般的です。言語の壁や手続きの複雑さはありますが、一度認められればこれほど心強いものはありません。
ただし、政治情勢によって募集がストップしたり、条件が厳しくなったりすることもあります。「この国で学びたい!」という強い意志を持って、早め早めに情報を収集し、現地の先生とのコミュニケーションを大切にしていきましょう。
バレエ留学のための奨学金、スカラシップのまとめ
バレエ留学の費用は確かに安くはありません。でも、今回ご紹介した「4つのルート」をしっかり検討すれば、道は必ず開けます。コンクールで技術を磨くのはもちろん、トビタテのような公的制度を調べたり、企業の支援に目を向けたりと、多角的に動いてみてください。
夢を叶えるために一番大切なのは、実は「情報収集」と「諦めない心」だったりします。お子様の、そしてあなたの情熱が、最高の形で花開くことを心から応援しています!
法的免責事項:
本記事に掲載されている奨学金やコンクールの情報は執筆時点のものです。制度の内容、金額、応募資格などは予告なく変更される場合があります。必ず各主催団体の公式サイトで最新の情報をご確認ください。本情報に基づくいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いかねます。





