今のバレエのコンクールの多さは、海外から帰ってきてから実に驚くことの1つ。
私が出場していた時代はメジャーなものは全国舞踊コンクール、全日本コンクール、アジア・パシフィックコンクール、埼玉コンクール、神戸コンクールぐらい。
これらのコンクールの上位入賞者は、海外のバレエ団で踊っている人も多いし、レベルも数段高い。
これらのコンクールに出ること自体すごいこと。
バレエ団や留学の実績が多く、先生のバレエに対する純粋な思いが強いお教室は、コンクールにもある一定レベルの基準を満たしている人しか出場できなかった。
今もしっかりとした基盤のあるバレエ教室はこの体制は変わらない。
私の経験からいうと、コンクール出場へのお礼は、折り菓子2~3,000円と10,000円を合わせて渡してました。
コンクールに入賞できなくても、コンクール自体に出場したら先生に「感謝の気持ち」をこめてお礼するのが当然だとおもっていたので。
私のバレエつながりで今は教えをやっている友人はいますが、やはりお礼はその人その人の気持ちなで、特に指定しないと言ってます。
それより、入賞できなかったら次回は入賞できるようにアドバイスをするのが教師の役目だと思ってます。
入賞できたらできたでその次のレベルにいけるようにこちらも指導していかなければならない。責任重大なんですよ。
個人的にはお礼なんかいいから、その子が望むバレエの方向性に進んでいけたらいいなって思ってます。
コンクール出場のお礼の金額を決めている先生も少数ながらいるってことに驚き
お礼代も「いくら」と金額を最初からきめているバレエの先生もいらっしゃるけど、それは人間的にどうかな?って思う。
お礼って、何かをしていただいたから自発的にお礼をしたい!って気持ちになるものでしょ?
バレエの世界しか知らない人が先生になってしまうと、このような「お礼」にもとやかく言う人間的にできていない人もいるので、その辺もお稽古場を決めるときにリサーチしておくといいですね。
決して、「先生の機嫌や好き嫌い」でコンクール出場者が決まるようなお稽古場には入会しないように。
(そのような人が開いているお稽古場は、実力以外のことで発表会の配役が決まったり、他のお教室と比較していろいろな費用が高すぎたり、先生自体バレエの素人だったりします。お教室のプロフィール、先生のプロフィールをよく確認することが大切。)