チェコのモラヴィア国立バレエ団には2016年の時点で3名の日本人が在籍中です。それもハーフソリストで!
日本人のダンサーがどんどん海外で活躍していることはとっても嬉しいことですよね。
東欧なので、やはり身長は高い人が求められるのは必須。
だから将来バレエダンサーになりたい人で海外のバレエ団を目指すのであれば、下手なダイエットで食事制限して身長が伸びなくなっちゃうようなことはしないように気を付けてくださいね。
たいていヨーロッパのバレエ団は、クラシックだけでなくコンテンポラリーやそれ以外の踊りが上級レベルで、大きい人を求めることが多いので。
最低でも女性だと165cmは欲しいところ。
チェコのモラヴィア国立バレエ団のオーディションの詳細
ここのバレエ団はHPでオーディション日時を発表しています。
当然労働ヴィザの問題もあるので、現地でバレエ学校に在籍していたり卒業していて学生ヴィザをもっているか、既にバレエ団で働いている人の方がヴィザの書き換えだけで済むので有利だと思います。
バレエ団のレパートリーは、クラシックバレエが中心で、それ以外のジャンルの踊りも少しレパートリーにありますね。ただし、西欧で上演されているコンテンポラリーの作品というよりはネオクラシック系の作品が多いです。どちらかというとクラシックバレエに近い感じ。
旧共産圏だったので、やはりクラシックバレエが主流なのでしょうか・・。(西ヨーロッパだと、クラシックバレエだけができても相手にされないバレエ団が多いです。)
身長制限:女性165cm以上~、男性170cm以上~
① オーディション書類選考:オーディション登録書(HPからダウンロードしてください)、全身が写っている写真1枚、クラシックバレエのバリエーションを録画したアドレス(Youtube等)
オーディション申請用紙:
書類審査用の申請用紙もHPで発表されるので、そのURLをクリックして必要事項を入力して、メールで送ることになります。
送り先のURLもバレエ団で発表されます。
①で合格した人だけに、現地でのオーディション情報の通知がメールできます。
② 現地オーディション(①に合格した人のみ)
①で合格した人だけに日時、場所が知らされるので、当日の朝時間に余裕をもってオーディション会場へ向かってください。
通常、オーディション会場は劇場になります。
場所:
THE NATIONAL MORAVIAN – SILESIAN THEATRE
Antonín Dvořák Theatre
Smetana square 3104/8A, Ostrava
通常のオーディション内容:
- 通常のバレエレッスン(バー、センター)
- 各自任意のクラシックバリエーション1つを踊ることが多いです。
- 女性はポワントでバリエーションをします。
- バリエーションもオーディション内容に入っているときは、各自音源を持参するように(音源はMP3形式のみ)
チェコのモラヴィア国立バレエ団のオーディション当日のポイント
通常中堅以上の人数のバレエ団だと、普通のクラスレッスンだけでオーディションが終わりますが、チェコのモラヴィア国立バレエ団はバリエーションを各自1人筒みてもらえるということなので、その対策をした方がいいですね。
ジャンルについてはクラシックバレエと書かれてますが、演目については特に何も書かれていないので、自分の良さや個性がでるものを選べばいいのか?と思われがちですよね。
ここからは個人的な考えですが、もし自分が劇場の主催者側だとしたらどういうバレリーナを採用したいか?
当然、癖のない踊りの人で、すぐ劇場で使えるダンサー。つまり劇場のレパートリーをすぐに踊れる人を求めると思います。
従って、来シーズンのレパートリーを踊れるダンサーだといいですね。