小学生のころからバレリーナを目指して練習を頑張ってきたけど才能がないと悩むことはありませんか?レッスンを増やしたりパーソナルトレーニングを増やせばコンクール上位入賞するとおっしゃる先生もいらっしゃいます。
今回は客観的にバレエコンクールを受ける上でのメリット、デメリットを考えたうえで上位入賞する子どもはどういった特徴があるのか?
専門的な目線で入賞しやすい攻略法を解説していきます。
バレエコンクールで出る子の特報
バレエコンクールに出場したら、プロを目指すにしても趣味で続けるにしてもやはり入賞できると嬉しいですよね?
とはいえバレエコンクールで入賞するのはカンタンではないことを最初に理解したうえでエントリーして頂きたいと思います。
バレエコンクールとはいってもいろいろなレベルがあります。
ここではコンクールの目的を区別しながら、コンクールに出る子の特徴を明確にしていきます。
バレエコンクールの目的2つ
バレエコンクールは主に次の2つの目的で行われています。
- バレエをもっと一般の人に興味を持っていただきバレエ人口を広めるためのコンクール
- プロのバレリーナ、バレエダンサーを目指す人のためのスカラシップが多くあるバレエコンクール
どちらのバレエコンクールにも出場するメリットもデメリットもあります。
ただ出場することで子どもさんの自信に繋がりレッスンやリハーサルにもっと真剣に取り組み事にもつながったり、お勉強でも他の習い事でも努力する、頑張ったことである程度の成果へつながります。
こういった子どもの成長や才能を伸ばす大きなメリットがあるわけですが、場合によっては目的のの異なるコンクールに出る子どもの特徴がはっきりと明確なっています。
1. プレコンクールに出る子どもの特徴
最初の一般的にバレエに興味をもっともってもらうために門戸を広げているバレエコンクールは比較的新しいバレエコンクールやプレコンクールといわれます。全国に様々なコンクールがたくさん創設されている理由はここにあります。
- 初めてバレエコンクールに挑戦
- これからバレエコンクールに出場して上手になりたい子どもさん
- 度胸試し
- バレエを習い始めてまだ年数がそれほど立っていない子どもさん
- レベルの高いバレエコンクールと併願して舞台経験を積むため
プレバレエコンクールに出るメリット!
プレバレエこんくーるでは、レベルの高いバレエ留学やスカラシップを狙っている老舗のバレエコンクールよりも様々な賞が用意されています。
そのため入賞率がかなり高いんです!
また、アドバインスシートというのももらえます。審査員がとくに気になった点や改善するともっと上手になる、美しく踊れるようになりますよ!といった一人ひとりに対するポイントが分かります。
- 様々な入賞が用意されていてバレエ経験が浅い子どもさんでも入賞しやすい!
- 審査員によるアドナンスシート(アドバイス)がもらえて、これからのバレエ上達へつながる!
プレバレエコンクールに出るメリット!
プレバレエこんくーるでは、レベルの高いバレエ留学やスカラシップを狙っている老舗のバレエコンクールよりも様々な賞が用意されています。
そのため入賞率がかなり高いんです!
また、アドバインスシートというのももらえます。審査員がとくに気になった点や改善するともっと上手になる、美しく踊れるようになりますよ!といった一人ひとりに対するポイントが分かります。
- 様々な入賞が用意されていてバレエ経験が浅い子どもさんでも入賞しやすい!
- 審査員によるアドナンスシート(アドバイス)がもらえて、これからのバレエ上達へつながる!
2 レベルの高いバレエコンクールに出る子の特徴
レベルの高い、プロのバレリーナになることを目的としたバレエコンクールや世界で有名な超難関バレエ学校への留学スカラシップがあるバレエコンクールにでる子の特徴についてバレエ専門目線でお伝えします。
バレエコンクールの予選からかなり高度なバレエテクニックを身に着けていて同時に容姿も美しい、外国人のバレリーナと同等にたたえるだけの見た目の美しさも備えている若い生徒さんの出場が多くみられます。
こういった高いレベルのバレエコンクールに参加する子どもさんは、週5,6回のバレエレッスンに加え、バリエーションやコンクールクラスといった特別クラスやワークショップを受けたり、パーソナルレッスンでバリエーションだけを重点的に特訓しています。
- 見た目の容姿も手足が長細い
- 首~肩のラインが細長い
- 肩がなでがた
- ピルエットの回転数が3回転以上が多い
- 足の高さが半端ない
- バランスも安定している
- 見せ場も心得ている
- バレエの基本ポジションに忠実
- アンディオールが訓練されたうえでのバレエテクニックが備わっている
- 品のあるエレガントな踊りができる
また近年ではパドドゥクラスやコンテンポラリーダンス等の通常クラス以外の特別レッスンを受けながら総合的にバレエの質を上げ、コンクールに挑戦している子どもさんも多くみられるようになりました。
フロアーバレエやピラティスといった、海外のバレエ学校では当たり前に授業にありますが、バレエに必要な体の内側の筋肉をつけながら、アンディオール筋を育て、強くて伸縮性のある筋肉を踊りで活かせるような課外でのトレーニンングも行ってコンクール上位を目指す生徒さんもどんどん増えている傾向にあります。
成長期にバレエのレッスンをする頻度を上げ、個別指導やワークショップをうけ、基礎トレーニングや個別指導を受けている子どもさんとそうでない子どもさんでは、明らかにレベルの差がセレクション段階で分かってしまうのもレベルの高いコンクールの特徴です。
レベル別 バレエコンクールまとめ
全国プレコンクールやわりと最近のバレエコンクールでわりとバレエの経験が少ない子どもさんも対象となるレベルをまとめました。興味があったら先生と相談し出場してみることでいい経験となるでしょう。
プレコンクール
- NBA全国プレコンクール
- FLAP全国プレバレエコンクール
- スリーピング・ビューティー プレバレエコンクール
- 全国ジュニアバレエぷれコンクール(2022年2月末で終了)
- 全国プレバレエコンクールinさがみはら
- ラ・クラシック全国プレバレエコンクール
- マーティプレバレエコンクール
ザ・バレコン
- ザ・バレコン札幌
- ザ・バレコン東京
- ザ・バレコン名古屋
- ザ・バレコン大阪
- ザ・バレコン福岡
その他の比較的入賞しやすい中堅レベルバレエコンクール(以下五十音順)
- NAMUE バレエコンクール
- FLAP全国バレエコンクール
- Fleur全国バレエコンクール
- クリエ全国バレエコンクール
- 座間全国舞踊コンクール
- 全国鎌倉バレエコンクール
- 全国バレエコンクールin八王子
- NAGANO全国バレエコンクール
- ダンス・コンペティション in 仙台
- Program for Competition in 岡山シンフォニー
- 伊達クラシックバレエコンペティション
- 九州国際ダンスコンペティション
- YBCバレエコンクール
- まちだ全国バレエコンクール
- 全国MIEバレエコンペティション
- ジャパン ダンス コンペティション
- 火の国くまもと洋舞コンクール
- ヴィクトワールバレエコンペティション
- ワールド ドリーム コンペティション
- NEW GENERATIONバレエコンクール
- びわ湖・洋舞コンクール in もりやま
- 大分全国舞踊コンクール
- はつかいち国際バレエコンクール
- 東京なかの国際ダンスコンペティション
- あきた全国舞踊祭モダンダンスコンクール
- かわさき全国バレエコンクール(現在、運営開催費の問題で開催されていません。)
- 全国つくば洋舞コンクール
- 全国クラシックバレエコンクールin HIRAKATA
- 湘南バレエコンペティション
- 全国バレエコンクール プリ・ド・カナザワ
老舗・高レベルのバレエコンクール
東京新聞全国舞踊コンクール
埼玉全国舞踊コンクール
こうべ全国洋舞コンクール
全日本バレエ・コンクール
バレエ留学のためのスカラシップのあるコンクール情報はコチラ➡
スカラシップの多いバレエコンクール
NBA全国バレエコンクール
ユースグランプリ日本予選(YGP)
国際バレエコンクールジャパングランプリ
エヴァ・エフドキモワ記念 エデュケーショナルバレエコンペティション
エデュケーショナル・バレエ・コンクール
バレエジャパンカップ
子どもさんの気持ちやレベルを尊重しながら、本人が納得できるバレエコンクールを選びましょう。
バレエ教室の先生と意見が合わない、話しずらい場合には他のバレエ関係者やバレエ講師に相談することも視野にいれることで、生徒さんが一番ベストな状態でコンクールに挑戦できるようにサポートも必要です。
バレエコンクール攻略法
こちらではちょっとコンクールの開催者側の裏話も書いてあるとおり、コンクールの結果が全てではありませんが、ここでは海外で高レベルのバレエコンクールにおいて共通項目から高ポイントをとれるコツについて公開します。
バレエコンクールの入賞ポイント1 身体的能力
バレエコンクールの大きな審査項目としてバレエの体型、身体的能力というポイントがあります。
バレリーナとして見た目の美しさも大きな加点対象になります。
- 細長い体型
- 首から鎖骨にかけて長いライン
- 小さな顔(頭)
- 長い手足
- ほどよく筋肉がついたライン
- 甲の高さ
- アンディオール
- 膝がまっすぐ又はX脚(膝のラインが曲がっていないこと!)
- なで肩ライン
- 自然な笑顔
やはりバレエダンサーですからどんなにピルエットが回れても足が上がっても、見た目が太すぎると美しく見えないです。
日ごろの食事管理をしっかり行うことで筋肉をつけながらスラリとした体型になることは十分可能です。
上位入賞を狙うのでしたら、レッスンだけでなく日頃の食生活やプロテイン等のサプリメントでより健康で筋力のあるスリムな体型を目指しましょう。
見た目のラインも審査員の好みになるため、多少ぽっちゃりの生徒さんでも上位入賞していらっしゃることは多くあります。
ストイックになりすぎない程度に普段の食事管理、食べる食材には注意しましょう。
バレエコンクールの入賞ポイント2 テクニック
バレエコンクールの重要審査項目の一つは、テクニックになります。
テクニックといってもいくつかあり、どのコンクールでも共通していることは次の項目になります。
コンクールの順位を上げていくために、何が足りないのか客観的に項目を見直して、アドバイスシートも活用しながら次のコンクールで順位アップしていきましょう!
基礎テクニック
- アンディオール
- 基本ポジション:1番、5番等
- 足の高さ
- ピルエットの回転数
- バランス・安定性
- ジャンプの高さ・跳躍力
外側に廻旋して筋肉を使うからこそ、余計な箇所にガチッとしたししゃも筋肉がつかないで、日本人でもスラーとしたスレンダーな脚になれます。
今では回りものテクニックやジャンプのテクニック、バランスのテクニックも昔よりずっと優れてきてますけど、一昔前のバレリーナと違ってむやみにがむしゃらだけの「根性」だけでバレエレッスンをやっていないので、欧米のバレリーナ体系の人たちもでてきていますね。
それほどアンディオールをできる足は大切なんですよ。
それだけではバレエはできませんが、このテクニックが入ると、パの安定がとれるし、それこそ絵になる綺麗なバレリーナ体系も手に入ります。ピルエット系のテクニックも結局は内股の人は、足だけで回ろうとしたり、肩に力が必要以上にはいってゆがんだ筋肉がついてしまったり、アンディオールができていない代わりに、それをかばーしようとして体のいたるところに歪がでてきてしまう。
私の場合は、太ももの筋肉のシルエットでした。
アラベスクやアチチュード、ポワントで立ったときのレッグのラインが変にボコッとして、すっごく汚かった。
そしてアンディオールをする筋肉の力が弱かったので、ポワントも半立ち状態でした。
だからアンディオールをするトレーニングは毎日自宅でもレッスンをしている時も必要でした。
今はトレーニングを長期的に続けてきたためか、自撮りの写真やDVDを見られるようになりました。子どもの時は自分の姿が汚くて、写真は集合写真のみしか買ってませんでした。DVDは買ったけど一度もみてないし。
最近の国際的なバレエコンクールの1つ、YAGP ユース・アメリカ・グランプリ でも、セミファイナルの途中でアトランタ・バレエ団のオファーを見事手にした出場者がいました。
ヴァリエーションを映像でみましたが、元々バレエに必要な体系ではあったのでしょう。
それに加えて、アンディオールを見せるかのように、脚を外に旋回して使っているきれいな筋肉のラインがどの角度でもみえます。
このようにコンクールで上位入賞を目指すためにも早めにアンディオールを習得してコンクールの踊りやレッスンに集中できるようにしたいですね。アンディオールを無意識に使って踊れるようになるには年数がとってもかかります。
基本的なテクニックですがバレエの全ての動きの基本、アンディオールができていないと、全てのポジション、動きが美しく見えないどころか、むずかしいテクニックを行おうとしても基本通りに動くことができなく、結果アンシェヌマンやバリエーションのミスに繋がります。
バレエコンクールの入賞ポイント3 音楽性・パーソナリティ
バレエコンクールで音楽性やパーソナリティも大きな得点を狙える一つです。
バリエーションによって、音のとりかたや間のとりかた、生徒さんの踊りに合わせた速度調整が必要になってきます。
個性に関しては、これは審査員の好みも大きくかかわってきてしまいます。
はっきりした踊りが好きな方、品のあるエレガントな踊りを好む審査員、パが正確な踊りが好きな審査員の方、他いろいろ好みの違いで点数がはっきりわかれる項目でもあります。
ただ品のない踊り、エレガントでない踊りは加点にはならないことが多いため、日ごろの生活での過ごしかた、使う言葉や一般的なマナーといった作法が踊りにはっきり表れるので子どもさんの意識と家庭での教育も大切になってきます。
まとめ バレエコンクールで入賞する子の特徴と入賞するための攻略
全てのバレエコンクールで平等性があればいいのですが、やはり審査員の好みで点数がつく項目もあります。また審査員がプロのバレエダンサーとして活躍していない方々も審査員になっている場合があります。
失礼ながらこのような方、特に評論家や学識者の方たちは理論だけでジャッジするわけですから、本来のバレエでのポイントは理解されていない状況で点数をつけるわけですから、このような方たちが審査員をされているコンクールは平等性・公平性という観点から避けたほうがいいコンクールになります。
バレエコンクールの結果がすべてではありません。プロのバレリーナを目指すにしてもコンクールに出場せずに国内・海外のバレエ団やバレエ学校へ受かる生徒さんも多くいらっしゃいます。
第1に子どもさんのコンクールへ出たいという意欲や将来の目的によってコンクール出場を決めることをお勧めします。