日本ではあまり知られていないと思いますが、フランスにはパリ以外にも国内外で有名なバレエ団があります。
その中の1つフランス南西部、スペインのバルセロナへ電車で6時間でいける立地にある、トゥールーズ市立キャピトルバレエ団 Ballet du Capitole も毎年オーディションをHPで募集します!
前のディレクターの女性は、大きいダンサーで、テクニックもアクロバティックなロシア系のバレエが好きな人でしたが、2016年からは男性のディレクターで、元パリ・オペラ座バレエ団のプリンシパル、カダル・ベラルビさんに代わりました。
バレエ団のバレエ・ミストレスも、ベラルビさんの奥さんで元パリ・オペのソリストで最近定年退職したロー・ミュレさんが担っているので、バレエ団のレパートリーもいろいろ改善され、オペラ座スタイルのレパートリーを取り入れるようになりました。
Youtubeで彼のカンパニーレッスンをみれば分かると思いますが、ロシア系のメソッドではなくなり、パリ・オペラ座のメソッドに準じているので、フランススタイルバレエ、「優雅さを誇る正統派バレエ」のスタイルに変わりました。
2017年夏以降、日本の新国立劇場バレエ団のソリストダンサーの渡邉さんが在籍していたバレエ団でもあります。
ローさんは時々、地元のトゥールーズのコンセルヴァトワールで短期間の研修をしたり、一般の人気のある地元のバレエ学校(Centre Choregraphique de Toulouse)でもバレエ学校時代の同期なので、講習会を時々行っています。
ローさんは気さくな方で、国籍問わずバレエに熱意をもって教えてくださいます。
個人的に彼女の講習会もプライベートレッスンもコネクションがあり受けさせていただきました。ちょうどその時はオペラ座スタイルのジゼルのレパートリーをバレエ団へ振りうつしをしていたので、ジゼルの2幕のミルタの踊りを研修会で教えて頂きました。
プライベートレッスンでは、ジゼルの2幕のパドドゥを教えて頂き、顔から首のライン、肩から足先のライン一つ一つエレガントに且つ自然に大きく踊ることを意識することをポイントに教わり、とても勉強になりました。
フランスのバレエ団は大抵ロシアスタイルのバレエはあまり好まれていません。ロシアスタイルのバレエメソッドでバレエを習っている人は、フランスメソッドのバレエを取り入れているバレエ学校へ留学したり、研修をすることをお勧めします。
フランス、トゥールーズ市立キャピトルバレエ団のオーディション
Le Théâtre du Capitole
住所:Place du Capitole, 31000 Toulouse, France
HP:http://www.theatreducapitole.fr/?lang=fr
TEl +33 (0)5 62 47 35 44 (フランス語のみ)
Fax +33 (0)5 62 47 35 41(英語、フランス語)
バレエのレパートリーのジャンル:クラシックバレエ、ネオ・クラシック・コンテンポラリーダンス
オーディション形式:プライベートオーディションのみ
① 書類審査:履歴書とDVD(Youtube等にバレエレッスンを撮影した映像をのせ、そのウェブアドレスを記入すること)
期日はHPに発表されるので随時チェックしてください
② 書類審査に合格した人だけ、プライベートオーディションについて詳細をメールでお知らせします。
プライベート・オーディションの内容
通常のクラスレッスン
クラシックバレエのバリエーション1つ
音源は持参