バレリーナに必要なのは、ただ細い体だけではだめです。
柔軟性を維持できて、時に力強い動きもでき、白鳥の2幕のような柔らかい動きもできる体を作っていくことが大切。
ふくらはぎの筋肉も、甲の筋肉も引き上げができる体幹もないような一般の女性や女の子のようにただダイエットしてやせるだけでは意味はありません。
そういうバレエのダイエットで必要な常識を頭で理解した上できちんとスレンダーな体を維持するためのダイエット方法を続けていくことが美しいバレエ体系を保つポイントです。
バレエを理解している栄養士や、バレエ学校付属の栄養士、バレリーナのためのパーソナルトレーナについてちゃんとした知識と指導によって各自の体の体系に合わせたダイエットメニューを作ってもらうのが理想です。
ダイエットで絶対必要なものは、5大栄養素といえわれるもの。これは、毎日摂らないと変な痩せ方をしちゃいます。
ウエストは細いのに、太ももがやせてくれないとか。バレエをやっていて、そういう体系の人多いですよ。これは自己流ダイエットをやっている人によくみかけられます。
- 炭水化物
- タンパク質
- 脂質
- 無機質(鉄分やカルシウム等)
- ビタミン
これを上手く一日の中で必ず取ると、健康的に体力も減らずきれいなバレエ体系を保つ体に変化していきます。
中でも体幹を整えていく上でとても大切な要素は、「タンパク質」です。
体幹=インナーマッスルを鍛えるということはカンタンに言うと、手足に余計な力を加えないで足上げやピルエット、バランスができる体がつくられます。これは特定の筋トレによって作られていきます。(この体幹を鍛えるトレーニングについてはまたその記事でご紹介します。)
この体幹を鍛えながら、締まった体を作っていくために重要な要素が「タンパク質」。
量でいうと、牛肉100gは必ず一日に食べないと摂れない量です。どうしてもお肉が苦手な人や、時間がなくて調理ができないときは、サプリメントでタンパク質を必ずとるようにしてくださいね。
そうすれば見た目も締まり、体脂肪も減るバレエに必要なスレンダーな体系になっていきます。
少なくともフランスの国公立のバレエ学校では、正しい解剖学と栄養学も教えています。
そういう学校に留学して日本で教えていらっしゃる先生が開いているお教室でバレエを習っている生徒さんに多い、足がひょろっとしていて足長体系の生徒さんが多いのはこの食育がしっかりと教育されていることもあるからです。