南フランスのリゾート地、ニースにもバレエ団があります。
このバレエ団は1947年に創設され、オペラと歌劇とバレエの3構成でなりたっている劇場です。現在の芸術監督は、パリ・オペラ座元エトワール、エリック・ヴュ・アンさんが率いています。
フランス、ニース・オペラバレエ団の特徴
(これらのバレエ学校から当然ニース・オペラバレエへのプロのダンサーとしての採用もしています。)
バレエ団の作品は、クラシックバレエもコンテンポラリーも上演されていて、どちらも高いダンス能力が求められています。
バレエダンサーは、2017年時点で26人の中規模的なdバレエ団です。ニース市の管轄なので、公務員として社会保障は整備されていて踊ることだけに集中できる社会環境もうらやましい限りです!
現時点で日本人の在籍者はドゥミ・ソリストに女性ダンサー1名です。
フランス、ニース・オペラバレエ団のオーディション情報
ニース・オペラバレエ団のオーディションは毎年行われるのでなく、欠員が出たときに行われるようです。
2018年のバレエオーディションは以下のとおりです。いずれにしてもバレエだけでなく、高いレベルのコンテンポラリーダンスやインプロ能力も求められています。
公募オーディション(2018年参考)
1次選考:書類審査(合格者のみ2次審査への案内がメールで届きます)
締め切り:2018年1月31日
必要書類:(履歴書、 写真数枚、ビデオ審査用url )
送付先:concours.opera@ville-nice.fr
2次審査 :公開オーディション
日時:2018年2月12日(月)、男性8時~、女性12時~
オーディション会場: LA DIACOSMIE, 8 avenue Claude Debussy, Nice France
フランス、ニースバレエ団の劇場外観情報
南フランス、リゾート地のニースバレエ団の劇場は近代的。
通常「La Diacosmie」といわれるアトリエ劇場になっている。
中はかなり広く、オーケストラボックス、オペラ、コーラス、バレエ団共有の舞台がある。
ニースバレエ団への行き方
日本からはパリ経由でニース・コートダジュール空港に行くか、オランダでニース空港に乗り換える方法もあります。
私自身はカンヌのロゼラ・ハイタワーに行ったときにニース空港を利用しました。その時は東京→オランダ・アムステルダム空港→ニース空港を選びました。
パリ経由だとアムステルダム経由よりも数時間多くかかり、また分かりにくく大きすぎるパリのドゴール空港の中を歩き回るよりもアムステルダムのほうが英語も通じるし、空港内がきれいでわかりやすかったので、オランダ経由にしました。
またコスト面でも、エールフランスよりもKLM(オランダ航空)のほうが数段安かったからです。
ニース中心街から劇場まで約1時間ほどかかります。地理になれていないのであれば、一番間違いないのは劇場近くのホテルに宿泊するか、空港までバスで行き、そこからタクシーで劇場まで行ったほうが道に迷わず無難です。
ニース中心街から行く場合、バス移動、トラム移動、鉄道乗り換えを選ぶことができます。
- Bus 20、22、32、92番(いずれもニース中心街から乗れます。)
- 電車:LES ARCS駅で乗り、 VINTIMILLE駅で降り徒歩になります。
- トラム:L3を乗る
フランス、ニースバレエ団に在籍している日本人情報
2020年4月の段階で、ニースバレエ団に在籍している日本人バレエダンサーはいません。
2019年までは日本人女性のバレエダンサーが一人在籍してました。
ウワハ ユイさん:在籍期間2013~2019年
ニースバレエ団ではコールド・バレエ。
バレエ学校歴:名古屋生まれ、2007~2011カナダナショナルバレエ学校、2011~2013オランダ国立バレエ学校、
バレエ団歴:2012年オランダ国立バレエ団研修生、2013~2018ニースバレエ団、2019年~ビアリッツ・マランダンバレエカンパニー所属。
経歴を見ると、オランダバレエ学校時代から、クラシックバレエとコンテンポラリーバレエのレパートリーを学んでいるため、オランダ国立バレエ団時代からキリアンやナチョの現代バレエが得意とされる。現在のマランダンのカンパニーはフランス国立振付センターと共同カンパニーになっているため、バレエを基盤としたコンテンポラリーバレエ中心のバレエ作品を多く踊っている。