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バレエのアンディオール、ターンアウトのお問合せが増えたのでまとめました

日々のバレエのレッスンでは体調やその日の気候、メンタル的なことによって細かなバレエのテクニックの確実性が異なります。

まだご自身のレベルが発展途中の場合、自己流の感覚で練習していると間違った流れになっていたり重要なポイントを見逃している場合があり上達を妨げる障害となってしまいます。

最近はLINEでのお問合せが多くなり、その一つアンディオールをもっと開けるようにしたい、という相談が増えました。そのため、アンディオールについて解説をしていきたいと思います。

目次

バレエのアンディオールで足りない説明例から・・何が足りないかわかりますか?

バレエのアンディオールのご相談を多々受けるようになったので、アンディオールについてちょっとどの程度バレエスクールでブログを発信しているネット情報に限定して調べてみました。

「アンディオールに大切な3つのポイント」
・足裏の力
・内転筋の力
・引き上げる腹筋力

(・・・)

バレエでの美しい脚の動きを実現しているのは、足裏から内もも、内ももからおしりが1つのラインになっているためです。
また、この基本的な体の使い方を、どんな時もキープするためには、強い腹筋での引き上げが重要です。(参考 https://www.noaballet.jp/knowledge/body/endehors.html)

この説明をよんで、どの筋肉をどうやって働きかけてアンディオールする筋肉や筋力アップさせていくか、具体的に理解できますか?

私には本当にアンディオールをもっと開けるようになりたいと真剣に悩んでいる人達に対して本格的な解答は得られない文章だと感じていない。

これだけではアンディオールするための筋肉を理解し育てる、強化するために足りないことがいくつかあります。

アンディオールについて説明不足な点
・アンディオールするためのアンディオール筋は具体的にどこにあるのか?
・「アンディオールに大切な3つのポイント」を使えるようにする、キープするには強い腹筋の力がほんとうに必要? ➡腹筋の力だけで身体の動きをキープして、バレエの動きができると思いますか?

個人的にはこの↑2つの疑問点がでてきてしまいました。

それではフランスメソッドからバレエのアンディオールをするために主にどの筋肉を意識するか?解決していきましょう!

バレエ上達するするためのアンディオールの筋肉はどこ?

バレエでの<骨格>とは家で例えると土台のような物。この基本土台がグラグラしていると上に乗っている家が不安定で、最悪倒れてしまいますよね?

バレエも同じで、この基本土台がしっかりと出来上がっていなければ、後々難しいテクニックそのものがブレてしまうのです。バランスや回転の回数や、回転時のまっすぐな軸のライン、パッセをしている脚のアンディオール等他・・。

グランジャンプもとべればいいってもんじゃないですよね?ワークショップでも骨格にあったアンディオールをするための筋肉の場所や動かし方を正確に学び習得することができますが、今回は基本的なアンディオール筋をお伝えしたいと思います。

基本的なアンディオール・ターンアウトができるための3つのポイント

1アンディオール筋の場所
2骨格にあったアンディオール探し
3アンディオール筋を使うためのあなたの正しい軸の位置を知ってますか?

簡単に言えばアンディオールをする場所を理解し、これをバレエのレッスンで意識して練習すること、バーオソル他で余計な力を加えずにアンディオール筋を意識して筋肉のラインを気にかけながら基本のパを習得していくことだけです。

これだけなのですがその奥は非常に深く、バレエの年数、上達レベル、細かい悩みによっては順序が変わる事が
多々あります。しかしこの基本的な流れがしっかりと頭に入っていると、そんなに大きな失敗をする事はないはずです。

では、1~3までを細かく書いてみましょう。

1 バレエのアンディオール・ターンアウトをするための基本的な筋肉

バレエの基本の基本はこのアンディオールのポジションからスタートしてます。

まず、骨盤を開くのではなく、骨盤周辺の大腿骨~仙骨中心の<筋肉>を意識します。

大腿骨の全ての骨部分と仙骨の部分をグリーン線で結んだ個所の筋肉の内側と裏側がアンディオール筋になります。
大きな赤丸全体が「アンディオール筋」と呼ばれる個所。

2骨格にあったアンディオール・ターンアウトの筋肉を動かしてみましょう!

アンディオールを意識してバレエのレッスンやイメージトレニングするときに注意する点は次のこと➡体の前側の筋肉ではなく、体の中側~後ろ側の筋肉を意識しながら動かすことです。(外側に解放させることがアンディオールになります。)

内側の筋肉はインナーマッスルと言われる個所ですね♪

そしてこの後ろ側の筋肉はどこだと思います?

3バレエのアンディオール・ターンアウト、後ろ側の筋肉の具体的な場所

バレエのアンディオール筋の後ろ側の筋肉の具体的な場所ってどこかわかりますか?

答えは➡➡➡お尻周辺の筋肉なんです。

解剖学の専門用語を使うと「仙骨」周辺の筋肉になります。

「アンディオール」を育てる筋肉は、股関節周辺の外側の筋肉ではなく、大腿骨からお腹のインナーマッスルを通りお尻周辺の筋肉なんです。

腹筋の力だけでアンディオールの動きができると思いますか?


アンディオール筋を使う時は、筋肉全体を動かそうと思うと時間がかかってしまいます。頭からの指令が1つだけだと私たちもレッスン中や自習中に注意しやすいんですが、いろいろ気を付けることが多くなってしまうと、それだけ頭から指令がでて足先まで伝達するのに時間がかかってしまいます。

そんな時間がかかることバレエのレッスン中ずっと意識しているわけにはいかないですよね?

そのためにアンディオールの筋肉を意識するには特に<お尻の筋肉をぎゅーと固くするのではなく、大腿骨を仙骨にそ
っと近づけようとする(お尻周辺に近づけようとする筋肉の働き)>を意識しながらレッスンをすることをまず癖づけましょう💛

こういう感じで筋肉を使っていくと、内側からの動くインナーマッスルを連動させて「アンディオール筋」が使えるようになってきます。

腹筋のようにぎゅーと筋肉を固める動きはバレエでは必要ありません。

理由➡バレエでは固まった動きは一つもありません。動作、必ずアンディオールの意識した動きのパの組み合わせになってます。また筋肉を固めた癖をつけて踊ることで、部分的に筋肉が必要以上に太くなります。

ただアンディオールができていない内股ぎみのポジションで悩んでいたり、力で基本ポジションにいれているので、バ
エの動きになるととたんに基本ポジションがかなり甘くなって結果として“汚い踊り”になってしまいます。

理解していることと実際に自然にできるようになるのは全く異なります。自分の骨格にあうアンディオール筋を癖付けることが必要になります。

それではアンディオール筋と足裏からの軸の位置が理解できたところで、動画で確認してみましょう。

https://vimeo.com/452187214 パスワード:1erposition
(©総合Arts-Danses)

この動画は有料講座の1部トライアルになります。

すべての動画、画像キャプチャは禁止します。

動画モデル:モデル:Sara Shirakoma

イングリッシュ・ナショナル・バレエスクール卒業、

Tivoli Ballet Theatre(デンマーク)

アンディオール・ターンアウトの筋肉を使うための正しい軸の位置を知りましょう

<バレエの立ち方の基本はつま先側に体重を移動させる>というのはバレエを習い始めるとすぐに教わることですよね?

間違いではないけど、前重心にしているときに体重は足の裏のどこにかかっているか考えたことありますか??

おそらく、私自身バレエの解剖学やキネジオロジーを習う前と同じく、足裏つま先に体重がかかっていることが多いのではないでしょうか?

バレエでは重心は後ろではないし、普通の生活で歩くときよりも前に体重を移動さえて踊ることは正しいことです。
ただ、前に重心をかけすぎることは次の原因を引き起こしてます。

バレエのレッスンでつま先に重心をかけすぎて生じるデメリット

アンディオールをする筋力を作る時の話につながるのですが、つま先側に体ををかけすぎてレッスンすることを続けるとどういうことが生じるか?

ちょっと試しにアンディオールで立ち上がってつま先や前側に体重をかけてみてくださいな♪

どこの筋肉に一番負担が感じられますか?

 足裏のつまさき
 ふくらはぎ
 ふくらはぎの横面
 太ももの外側

こんなとこに一番力を感じませんか?

X脚の人は特に↑ この筋肉に負担がかかりすぎちゃいます。

この筋肉の負担が続くとどういうことになるか予想がつきますよね?

ふくらはぎが以上に発達して、ししゃもフォームの太いふくらはぎになる。

バリエーションやパドドゥ、普通のレッスンをしていてもふくらはぎ周辺に痛みが続くようになる、脚が疲れやすくなる

ふくらはぎの筋肉が固まる→プリエが固くなり、他のテクニックも上手くいかなくなる。
特にピルエット系や足上げた状態でのバランス系がうまくできなくなる・・。

こんなかんたんなことが原因で、大きなトラブル発生につながっちゃうんですよ。

足が痩せない理由もここら辺のアンディオールと間違った軸の位置でレッスンし続けてしまうことにもあります。

あなたのアンディオール・ターンアウトができる軸の正しい場所を考えてみよう

フランス流バレエ解剖学から考えるとバレエでの軸の位置はくるぶしの延長線、くるぶしからまっすぐ床に下した場所 ←ここを意識しましょう!

ここ↑赤い部分の上にちょうど骨盤を移動させてくる感じが、自分の安定した軸の位置になります。
このへんのところは個々の骨格と筋肉の質によって可動域が違ってくるので、個人レッスンで修正しなおすことが必要になります。

参考書:バレエのためのアンディオール、ターンアウト

日本ではまだフランスメソッドバレエでアンディオール筋について詳しく書かれた著書がないため、スペイン語、英語の参考書の紹介になります。

Anatomia de la danza

著者 JACQUI GREEN

バレエで使う筋肉の箇所を動きに合わせてかなり細かく図解入りで解説されています。

Advanced Foot Control: for Dancers

著者 Lisa Howell B.Phty

バレエで使う筋肉や骨格の知識だけでなく、動いた後のストレッチで身体をほぐす解説もあり、十分アンディオール筋を意識した動きを確認できます。

Tips for Turnout

著者 Lisa Howell B.Phty

いまさらって思う人もいると思いますが、改めてアンディオールにポイント絞ってバレエの基本動作を解説しながらアンディオール筋を動かすための筋肉の動きが細かく載っています。

その他のアンディオール筋と腹筋、バレエの必要な筋肉の動かし方については、一般の書籍では見当たらなく、バレエ学校時代のバレエ解剖学の講義のノート・テキスト(フランス語)、バレエ師範学校での教材(私物)を参考にしています。

個々の骨格によりアンディオールができる可動域は違ってきます。まず自分のアンディオール筋を使ってあなたの骨格で最大限に無理なくターンアウトできる領域を理解してください。

あなたの本当のアンディオール領域を知るには「アンディオール筋」を理解しておく必要があります。

真面目に上達を望むのであれば、基礎のアンディオール筋が使えているかどうかレッスンで確認してみてください。抜けている部分があれば次回のレッスン以降でトライしていきましょう。正しい基本ができると驚くほどバレエの上達が望めます♪

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