youtube動画等やレッスン前にゴムバンドで甲だしトレーニングをやっている人をよくみかけます。
それってやみくもに何となく見様見真似でやってませんか? せっかくするなら正しい方法で甲だしのエクササイズしたほうがずっと自分のためになりますよ♪
私自身も試しました、甲だし器具💛
甲だし器具を使った瞬間
でもね、ひざのおさらの部分にちょっとひっかかりを感じました・・。
バレエや新体操の「甲だし器具」のメリットとデメリット
見た目は、足首~足先まで波の形をしているので、甲を器具に着けやすいです。
ここから私なりの感想です。↓
私の足はX脚。そして甲は外国人のバレリーナのようにはものすごいアーチはありません。
アーチは平ではなく、少しは甲はでているんですけど。
無理やり足を押さえつけるやり方では、靭帯やアキレス腱を痛める恐れがあります。バレエフットストレッチは、ゴムバンドが足と木製スティックをしっかり密着させて固定することで、ストレッチを行う範囲や強度を自身で調整することができます。
甲だしスティックの感想まとめ
甲だしスティックの感想をアマゾンや楽天で調べてみました。こんな感じなので自宅でも1人で甲をストレッチできそうですね。
甲出しのストレッチを家で1人でする時に大変便利です。
しかも、足首が曲がらず正しくストレッチ出来るので安心です。
楽天購入レビューより
甲が出るかもちょっとお高いと思いましたが長年の悩み、甲がないので少しでもと思い切って購入してみました
楽天購入レビューより
綺麗に足を伸ばして使用するとが出来ませんが
少しずつやり過ぎない様に使えば甲が伸びそうです 楽しみです
大人になってからバレーを始めましたが、足首も硬く甲が出ません。少しでも甲が出るように少し高かったのですが購入。さっそく使ってみましたが、使用感がわからない… 足首が固すぎて何も感じないのかもしれないです。
楽天購入レビューより
2019年2月21日に日本でレビュー済み
30歳過ぎてからバレエを始めて、40歳後半になってトゥシューズを履き始めました。甲をストレッチしたいと思い、こちらを購入しました。本家の高いものも購入しましたが、ゴムタイプで、まだ甲が出ていない自分にはかなりきつく感じました。こちらはマジックテープフットカバーなので、無理せずに使用できます。甲が伸びて気持ち良くストレッチができます。スティックも分割できますので膝下だけのストレッチにも便利です。フルスティックを動かしてアンデオールの感覚もつかめてきて、レッスンが楽しみです。
アマゾン カスタマーレビューより
もともと甲が出てない脚なので、自分の力ではなかなか甲やその上あたり足首辺りまで伸ばしたいのだけど、無理なのでこちらを購入。周りの人も使っていて良いと聞いていました。確かにすごくストレッチされます!
アマゾン カスタマーレビューより
これをお風呂上がり片脚5分ずつくらいやると、そのあと足首周りがホワーンと温かくなる?感じがして脚が楽です。甲が出るかどうかという事ばかりに目がいきそうですが、私はこのストレッチ効果自体が買って良かったと思いました。
甲出しの即効性はありませんが、長く継続することで甲のアーチが使えてきそうですね。
お風呂上りに筋肉が温まった段階で、体温を温める効果のあるジェル等をつけてマッサージしながらこの甲だしスティックを使うことで足裏のマッサージもでき甲だしに必要な筋肉も伸ばすことができそうです!
甲だしスティックのデメリット
X脚の人にはお勧めしない甲だしストレッチャー
このようにひざもゴムバンドで動かないように固定させて、実際に甲を伸ばそうとすると、X脚なので、ひざ下~足が上に反り返って、大事な足先を伸ばす部分が器具につかないんです・・。
無理やりひざを付けて甲のところに着けている個所の器具にそって甲を伸ばそうとするとひざ、ふくらはぎ、甲に力が入ってしまいました。
無理やり力でストレッチャー器具に足裏をつけて伸ばす感じが強いため、通常つま先を伸ばすときに意識して使わなくていい力を入れることで、ふくらはぎが太くなりすぎたり、筋肉が力を入れることで緊張が続き固くなりがちになります。
もし甲だしストレッチャーを使う場合、上記のことを注意しながらほどほどのに力入れをしてください。
甲だしストレッチャーのデメリット② 膝が曲がってしまう
甲だしストレッチャーを使う時に注意点2つ目。これはある動画を見て気づきました。
つま先の甲だしを意識して甲に力が入りすぎると、ふくらはぎが異常に力はいりすぎちゃう。足がつりそうになる原因にもなります。そして、甲だしの部分に意識するために、ひざの「おさら」が曲がってしまうこともある。
どうやら甲だしスティックでも付き方次第で足が痛くなったり、膝が曲がったり、ふくらはぎに必要以上に力が入って太くなる原因となりそうです。
使い方に注意しながら利用しましょう。
バレエの甲だしスティックから予想される弊害とケガ
甲だしスティックを使った結果、これはすでにある程度甲がある人向きなのでは?と感じました。
デメリットで話した通り、ひざやひざ下を強制的に固定してして板に足裏をつけていようとするとかなりの力が甲からふくらはぎまで必要。甲を出すためにふくらはぎや甲に力がギュッと入っていますんです。
↑これがフランス流のバレエではひっかかります。 甲やふくらはぎ、ひざに力がギュッといれてエクササイズする癖がつくとどういうことが生じるか?
2点あります。 ふくらはぎが必要以上に「ボコ」っとした力こぶができるように筋肉が発達しすぎて太い脚になりやすい・・。
甲やひざに必要以上の力を入れすぎるのが癖になって、実際にレッスンやバリエーションを踊るときに自由自在に動かしにくくなる。
また個人的判断で強すぎる力で甲を出そうとすると、靭帯やアキレス腱、筋を痛める危険があるので細心の注意が必要です!
これが実際に私自身が「甲だし器具」をつかったみた感想です。(私と逆の意見の人もいると思います。) また私がフランスのバレエ教師の研修期間にならった甲だしのための筋肉の使い方や正しい甲がでるための足先の動きの使い方とも真逆の事実なのです。
甲だしのためのストレッチトレーニングと正しい足先の使い方
それではやっとフランスのバレエ学校やバレリーナを育てるためのバレエ教師の研修時代に習った「甲だし」のためのストレッチ方法の概要を公開します。
(情報はすべてではなくかなり長くなるため、会員の方限定の通信講座で全て公開しています。)
甲だしストレッチや講座をまとめたコチラにもあります⇩
筋肉が固くなっていると筋肉の伸縮の幅が当然小さくなります。 この可動域を広げることで甲の周囲の筋肉を柔らかくし、つま先が遠くの床につくようにしていくことが甲だしストレッチです。
この静止での繰り返しと、バレエのレッスンで自分で注意しながら”レッスン中に意識的に甲を伸ばしていく”継続的な作業をやることで甲のアーチが出る=育つようになります。
甲周辺の筋肉が動く範囲を柔らかくするストレッチ 足裏の○○部分を意識して動かすエクササイズ ↑この2つのエクササイズを続けることで、甲の筋肉が発達(育っていきます)します。
甲だし器具を使う時は、甲だしストレッチ施術で自力で甲のアーチをだせるようになってから、甲だし器具を使いながら、甲を伸ばす感覚を養うために器具を使うと、甲がなくて困っているバレリーナちゃんや新体操の人の悩みが改善できるようになることが期待できます♪
またフランスのバレエ状況に限ってですが、日本の広告では欧米ではメジャーな甲だし器具といわれていますが、フランスのバレエショップではこういった器具は一つも売られていないのが事実です。
また私の知る限り、フランスのバレエ学校関係者、バレエ関係の友人やコンセルヴァトワールの元校長先生をはじめ、数人のバレエ教師、元オペラ座ソリストのローさん他、だれも甲だし器具の存在すら知らないのが現状です。
こういった甲だし器具を使うより、バレエや新体操のための専門の整体トレーナーにパーソナル診断を受けて、その人にあった甲だしストレッチや施術メニューをやってから、こういった甲だし器具をつかって甲を伸ばす感触を高めるほうが効果的だと考えます。
限りある時間とお金です。甲だしの目的により有効的に使えていけるといいですね♪
当限定会員サロンでは、フランスの解剖学やバレエマッサージに基づくこういった甲だしのためのストレッチの情報を一部無料で見ることもできます。また甲だしのための足の使い方をプライベートレッスンでも行っています。