今はいているポワント、本当に自分で美しくバレリーナのように甲がでるなりまっすぐに軸がとれるように立ててますか?
ポワントが足裏にフィットする感じって、履いた瞬間に「あ、これ!!」っていう一瞬の感じで決めることができるんです。
そういう感覚ってお店のフィッティングで大事なんです。
あれこれ店員さんと話しながらポワントを決めるのも大事ですが・・・。
最後は自分がたった時に違和感がないかどうか?で決めたほうがいい。
私もトーシューズ難民をしていた時期がありまして・・。
日本でバレエT先生に習っていた時は、「ブロック」のセレナーデ。
脚の甲のアーチがきれいにフィットするのと、足先の指の部分が短いのでその長さに合うポワントがセレナーデだったのです。
他のブロックの種類も試しましたが、ソールの硬さも自分にはちょうど良かったので。
潰れるまではブロックもいいのですが、つぶれるととくにピルエット系のものがこのポワントだっとできなくなるっていう超難点がありました。
それからフランスに行って、地方在住のこともありブロックがあまり入荷しないこともあり、別のポワントを探す羽目に・・。
ポワントの選び方 ポワントを履く時期 大人と子どもで違いますよ?
よくバレエの先生の許可なしにトーシューズを履かないこと!ってお教室によっては言われてますよね?
大人からバレエを始めるとある程度自己責任のもとでポワントを履くようになる人も多いので、なんとも言えないってのが本音です。
こどものころからバレエを習っていてすでにポワントでガンガン踊っている人でも、いつもポワントで正しい立ち方をしているか?っていうとそうでもない。
100%ずっと正しい立ち方をしていれば、どこも筋肉も傷めたり、ひざが痛かったり、足首に支障がおきなかったり、といいことばかりだ。
でも実際はトーシューズに慣れている人でさえ、脚の痛みはあります。
長年のポワントで立って踊る感覚で癖がついているから高度なテクニック、フェッテ他もできるわけで・・。
そうだとすると、大人からバレエをスタートしてポワントを履いて練習をし始めるときは、踊りができなくて当たり前!
ある程度、バーレッスン、センターワークができるようになったら、ポワントを履いてもいい時期なのでは?と思います。
履きながらポワントでたってテクニックをできるようにしていくほうがアンディオールの筋肉や引き上げで軸を感じながら回るテクニックも感じ方が違ってくるためです。
ポワントで練習をするのに慣れてくれば、この辺に体を持ってくれば軸がぶれないで回れる! バランスがとれる!っていう感覚が分かってきます♪
足先の条件でポワント選びに悩みませんか?
人によって足先の形や強さ、足裏の強さや甲の出具合、柔軟性によってポワントの種類が違ってくるので、自分の足に似ていない人のアドバイスは難しいです💦
だから私と同じような足首から足先の条件に似た人で、ポワント選びに困っている人がいたら参考にしていただけると嬉しいです。
- 足指の長さが短い
- 甲のアーチが少し出ている(もしくは甲はでていなく平)
- 偏平足(偏平足に近い)
- 足指の親指~中指までほとんど同じ長さ
- ポワントの底が普通~硬めがフィットする人
- トゥの先(プラットフォームが大きいものを好む)
全部当てはまる必要はないですけど、↑こんな条件だと、「グリシコの2007」の普通ソールをお勧めします。
グリシコ2007のメリット
ブロックのセレナーデを履いていたころと比べると、グリシコ2007の利点は次のようになります。
- ポワントで立った時のフォームが美しい
- 足先(プラットフォーム)が安定して、床を押しながら上に引き上げができる=安定感があり、ずっとバランスでたっていられる時間が長い
- それほど甲はなかったのですが、甲のアーチがでるようになった
- ピルエット等の回転をするときも安定して軸の上に立つことができ、ブレが少なくなった
- アラベスクの上げている足先のフォームがより美しくみえる
こういうメリットがグリシコ2007に変えただけでありました。
実際に私自身それほど足の甲があるわけではありませんが、グリシコに変えてからはポワントの立つフォームが変わりました。実際にこんな感じです。(もっと美しくポワントで立てるプロのバレエダンサーもいらっしゃいます・・💦)
長持ちするし、お財布にも助かる♪
ゲイナーやフリードも試しましたが、結局お金の無駄でした。
ポワント ゲイナーのデメリット
バレエのポワントのゲイナーも友人が履いていたので、1足買ってレッスンでトライしましたが、やはり1回はいただけでダメでした。
デメリットはなんといっても、「ドゥミ」ができないこと。
さすがに立ちやすさが売りのゲイナー。ポワントで立つことは簡単。ポワントが立たしてくれるって感じかな・・。
でもポワントで降りてくるときに、体を引き上げてドゥミをやりづらいんです。
ドゥミがやりづらいと、アダージオやゆっくりとした動きがやりづらくなってしまうので、ゲイナーは私の足には合わなかった・・。
ポワント、フリードも合わなかった理由
ロイヤルバレエやパリオペラ座バレエではフリードを履いている人が大多数ですよね?
でもこのフリードも私の足には合わなかったんです。
まずフィッティングの段階で、底が固すぎて立ちにくかったです。多少ポワントの底を加工して、3/4にカットしてみたのですが、そうしても底の素材が厚く、私の足底には硬すぎて立ちづらかったです。
また、ポワントがつぶれるスピードも速く、コストを考えるとフリードは断念しました。
立ち姿もグリシコと比べると、主観的ですが、フリードよりグリシコのほうが美しい足首のフォームができているように見えます。要は見栄えの問題でした。
まとめ ポワントの選び方 美しく立つためのポワント?
お店でフィッティングしてもらっただけだと、実際にレッスンでジャンプしたり回転したりしたときに踊りづらい、履きやすい!といったことが初めてわかります。
時間があれば思い切ってポワントのブランドチェンジをしてみてるといいかもです!
ポワントでテクニックを上達するには、フィットするポワントをみつけることが大切。そのあとで、より自分の足裏にフィットさせ、回るテクニックやバランスを美しくとれるように、ポワントの底の加工もお勧めします。
ポワントの底を少し切ったり、下敷きを薄くしたりすることを禁じる先生もいますが、私は自分の足にあう履きやすい、踊りやすいポワントでより快適に踊れるようになるのが、バレエを踊るものにとって一番の喜びじゃないかなと思います。
(パリ・オペラ座やトゥールーズのバレエ学校でも多少のポワントの底の加工をすることは一般的ですよ。少し柔らかくするのもありです。)
プロダンサーの目線からのポワント加工情報でいつもよりもっと楽に美しくポワントで立って踊ってみたくありませんか♪♪