世界的に有名なバレエカンパニーに入るためには、海外で有名なコンクールで優秀な成績をあげることが手っ取り早くてとっても有利な方法。
フランスなどで行われる国際的なバレエコンクールの多くは才能のある青少年を発掘するためのコンクールも数多く開催されています。
世界の有名なバレエコンクール
- スイスのローザンヌ国際バレエコンクール
- パリ国際バレエコンクール
- モスクワ国際バレエコンクール
- ヴァルナ国際バレエコンクール
- ジャクソン国際バレエコンクール
なども世界的に有名なコンクールです。
日本国内では、近年では各地域でいろいろなバレエコンクールが開催競れています。
その中でもレベルの高いコンクールは
- 「全日本バレエコンクール」
- 「全国舞踏コンクール」
- 「こうべバレエコンクール」
です。
ローザンヌ国際バレエコンクールは世界で活躍するバレエダンサーである熊川哲也や吉田都らを輩出しており、バレエダンサーの登竜門と言われています。15~18歳の青少年バレエダンサーを対象としたコンクールで日本人参加者も多いです。
国際的な大きなコンクールに参加するためには、まずは参加資格を満たしていなければなりません。オーディションビデオを送りオーディションの基準に達しているかがまず問われます。
プロとしての活動実績やプロのバレエ団に入団が決まっている人は、コンクールには参加出来ません。
バレエコンクール参加する前にワークショップに参加して自分のレベルを知ろう
本選に参加するためには、ビデオ選考に通過するか、一部で行われる予備予選を勝ち抜く必要があります。年齢や性別などによって部門が分かれています。
事前のワークショップで、自分のレベルも認識できるし、世界のジュニアがどのくらいのレベルがどのくらいなのか実感できます。
海外のバレエ学校の生徒は、将来バレエをプロとしてやっていくために選び抜かれたエリートばかり。
そんなジュニアたちと比較して、果たして自分が彼らと同等の位置にいるのかどうか、自問するいい機会です。
選ばれた人だけがなれるもの。
コンクールの予選では、広いフロアで数十人の参加者と一斉に踊ります。十分な広さがないので、周りの人にぶつからないように踊るのは神経をつかいます。
初めてコンクールに出たときは、あまりの踊りにくさに驚きましたが、周りはそんなのおかまいなしに踊っていました。
コンクール会場はピリピリとした空気が漂っています。大きな大会になればなるほど、周りのピリピリ感は大きくなっていきます。
やはりたくさんコンクールや発表会・舞台の数をふんで、慣れることが大切。
知ってると超便利なバレエコンクールに入賞するための小技まとめ
- 基礎バレエの向上
- テクニックの向上
- 音楽性や表情、踊りの雰囲気を醸し出すこと
バレエの難しいテクニック、ピルエットやバランス、足を高く上げることは加点の対象ポイントになります。
でもいくら上手くこれらのテクニックができても、基本のバレエができていないと今の日本のコンクールでも入選しにくくなってきてます。
理由は、審査員の人たちの世代交代が考えられます。
審査員の人たちは、海外のバレエ団で活躍し、日本に帰国し自身のバレエ教室で教えながら海外のバレエのレベルを肌で感じ学んできたバレリーナの人たちです。
一昔のバレエコンクールでは、アンディオールになっていない内またの人や、プロポーションがバレエ向きでない人でも例えばピルエットが何回転も回れる人なら上位入賞していた時代もありましたから。
でも今は違います。しっかりとアンディオールに開いている足、5番ポジションや基本ポジションが正しくできるバレリーナにポイントを高くつけます。
またコンクールによっては外国人のバレエ関係者を招待して審査員になっていただいていることも増えました。そうすると、今以上にバレエの基礎ができている人、バレエの条件の体つきの人、そのうえでのバレエテクニックがある人が入賞する傾向になってます。
コンクールのバリエーションだけを練習していればいいということもなくなりました。またお教室独特の癖がついた踊りもうけなくなってきてます。
先生のいうことは正しいときもありますが、先生自体、昔のバレエの教え方だけでご自分が学んでいないことも多いです。
コンクールにでて入賞することが目的であれば、コンクールに入賞者が多いバレエ教室で習えばいいと思います。