
国立地方パリ・コンセルヴァトワール
Conservatoire à Rayonnement Régional de Paris (CRR de Paris)
日本でパリのコンセルヴァトワールと言えば、パリに1つしかないように聞こえるが、本当は2つあります。
1つは既に紹介した、国立経営の「パリ国立コンセルヴァトワール」と今回紹介する、パリ市が管轄で市立経営の「国立地方パリ・コンセルバトワール」があります。
ダンスセクションは、クラシックバレエ、コンテンポラリーダンス、ジャズの3部門。
違いは、国の経営か市の経営。
留学生はどちらにも在籍しています。
オーディション情報の詳細は下記のとおり。
2016年春のオーディション情報については、ダンスセクションの責任者 マダム Natalie MORENOさんへ連絡をお願いします。
Responsable de la Danse
Madame Natalie MORENO
nathalie.moreno@paris.fr
TEL: +33 (0)1 71 28 76 49
レッスン場
住所:Véron 75018 Paris France
スタジオ Abbesses 内
入学オーディション受験資格
17歳~19歳の場合:
17歳~19歳限定の上級クラスに入学する場合、学士号の取得を目的とします。
学年末の試験に受かれば学士の取得が可能となります。
ただし全てフランス語のみのため、かなり努力が必要。
17歳以下の場合:
パリ市内の中学、高校に通学しながら、バレエやコンテンポラリー、ジャズのレッスンを受講します。
中学・高校にも通わなければならないので、フランス語力を必要とする解剖学、バレエ史他も必須。
オーディション時の服装
女性:ピンクタイツとレオタードのみ。
スカート着用不可。
男性:無地の白Tシャツとグレーのタイツのみ。
国立地方パリ・コンセルヴァトワールの入学オーディション方法
17歳以下の場合:
毎年5月に実施されている。
全てのダンスセクションで1次試験、2次試験がある。2次試験は1次通過者のみに受験資格があります。
クラシックバレエを選択する人は、通常のクラスとポワントのレッスン。
ジャズやコンテンポラリーダンスを選択する人はポワントレッスンはなし。
(参考)
2015年の場合、入学オーディション申請は3月16日~4月14日。
オーディション日:5月13日、15、16日の3日間
問い合わせは ダンスセクションの秘書 Sylvana Puglieseさんへ
Madame Sylvana Pugliese,
secrétariat danse
TEL: +33 (0)1 71 28 76 48
メール: sylvana.pugliese@paris.fr.
学士コース(3年間):
クラシックバレエ:19歳以下
コンテンポラリーダンスやジャズ:21歳以下
外国人の場合はすでに自国又は海外で学士号を取っている人に限定されます。
ジャズは5月半~6月初め
クラシックとコンテンオpラリーダンスは6月末~7月初め
クラシックバレエの場合、クラスレッスン、デミ・ポワント、ポワントのクラスを受講しながら選抜される。
国立地方パリ・コンセルヴァトワールのオーディションに必要な書類
- オーディション受験用紙(HPのPDF使用)
- 受験料(約60ユーロ)
- パスポートとその白黒コピー1枚
- 身分証用の写真1枚
- 健康診断書(フランス大使館で法廷翻訳付き)
- フランスでの住居証明書(ガス代・水道・電気代の請求書、賃貸契約書、寮の入居証明書等)
- 国際切手を貼ったA4サイズの封筒1枚(宛先は自分あて)
必要書類は変わる場合があります。
学校の年間スケジュール:
- 月~土曜日:
クラシックバレエ(ジャズやコンテンポラリー) 7時~11時30分
ダンスのための音楽 13時30分~14時
キャラクターダンスやコンテンポラリーダンス:毎日1.5時間
音楽理論・分析学 毎日2時間
ダンス史 毎日1時間
まさにバレエ漬けです。
これで上達しないわけないでしょ!
受験料の60ユーロは、後日オーディション申請後に、申請者すべてに請求書が送られてきます。
日本人が留学する場合、17歳以下のバレエやそれ以外のダンス留学する人がいます。
入学要項にも「外国人」枠で入学審査料や入学願書に必要な書類等が説明されているので、日本人留学生もオーディションを受ける権利はあります。