南フランスのモンペリエ国立振付センター Centre Chorégraphique National de Montpellier Languedoc-Roussillon では、現代バレエやコンテンポラリーバレエが主流の振付センターです。
バレエ団ではないのですが、若い振付家やダンサーの人たちが1,2年ここで研修して経験を積んでから、コンテンポラリーダンスの要素が大きい他のバレエ団のオーディションを受けてプロのダンサーになる人たちもいます。
20歳を過ぎていてバレエ団のオーディションに落ちてもどうしてもダンスをあきらめきれない人は、ひとまず研修を振付センターで積んで、それから他のバレエ団のオーディションを受けなおすこともいいですね。
とにかくバレエ学校卒業後、何かプロとしての経験や研修を積んでいないとその後どこかのバレエ団に受かることはありません。
南フランスのモンペリエ国立振付センターのオーディションの方法は2通り
南フランスのモンペリエ国立振付センターオーディションの方法は、
① 直接振付センターに連絡をとりオーディションについて情報をもらう
② フランス政府給費留学生として1年~2年の研修をする
①、②ともオーディションはありますが、②のほうが個人的にメリットが多いのではないかと思います。
フランス給費留学生は芸術部門の審査は30歳までOKです。
フランス語または英語能力試験を証明する資料が必要ですが、面談については会議室でダンスを披露するだけなので、受かる確率は大きいと思います。
受かれば1年の生活費・授業費、渡航費、住居サポートが無料になります。
フランス給費留学生として研修できるバレエ団や振付センターはモンペリエだけではありません。申請する時や面談でどこのカンパニーで研修したいか自分が決められます。あとは受け入れ先の考えも考慮されますが、正規のダンサーでなく「研修生」なのでほとんどのカンパニーは断る理由はないと思われます。
自分のバレエの研修をするためにも、将来プロのバレリーナとして経験を積むにもいい機会ではないでしょうか?