パリオペラ座は閉ざされたバレエ教育。地方のコンセルヴァトワールはレベルが低い

 

フランスのパリ・オペラ座のバレエ学校は、エリート教育。

ご存知のようにフランス中から毎年200人単位の入学オーディションが行われて、プレ入学に受かるのはたったの数名程度。

 

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  • オペラ座に編入希望のフランス人の場合

地方のコンセルヴァトワールからこの学校への編入もできますが、学期末の進級テストで1位をとったものだけが、編入試験を受けるチャンスがあります。

 

その他の人は、コンセルヴァトワールを首席で卒業して、海外の有名なバレエ学校の最終学年に移動するか、ユースのバレエ団で1年経験をつんで、どこかバレエ団のオーディションを受けていくか・・。

 

いずれにしてもオペラ座のバレエ学校に入れなければ、バレエダンサーへの道はとても厳しいです。

 

  • オペラ座へ留学希望の外国人の場合

オペラ座への留学生もいますが、全体の1割程度。その中で日本人が入れる確立は果てしなく0に近い

 

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万が一最終学年を卒業できても、留学生は卒業のディプロムはもらえません。

 

あくまで「外国人としてバレエ学校で学ぶだけ」で研修と同じスタンスなんです。だから、バレエ学校の正規生徒としては認められていないです。

 

留学生としていられるは基本的に1年。それ以降は校長先生(今はエリザベット。プラテル)に承諾を頂いてから、留学生として残れるかそうでないかが決まります。

また1つレベルが上のクラスに入りたい場合も、校長先生の承諾が必要です。

 

 

学年末の進級テストも外国人は対象ではありません。受ける必要も権利もないんです。

それほど、オペラ座のフランス人は優遇されています。

 

 

  • オペラ座のサマースクール

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これは外国人だけに、夏休みを利用してのオペラ座への短期留学コース。

このサマースクールにもオーディションがあり、書類選考がたいへん。こちらはDVDオーディションも可能。

 

DVDは、バーとセンターワーク。ポワントの人はセンターからポワントワーの映像をいれることになってます。

 

いずれにしてもピンクタイツにレオタードのみ。

身長やプロポーションも要求されるので、他の国のサマースクールのようにお金を払えばいいだけのサマースクールとはかなり違います。

 

 

これだけみてもオペラ座の生徒と、他のフランスのバレエ学校や外国人に対する差はかなりありますね。

 

オペラ座は月~土の朝8時から夕方5時まで、バレエに関する授業のみ。

まさにバレエ漬け。

バレエのレッスンだけでなく、解剖学や、筋肉の使いかた、食事の指導、他のダンスのレッスン、ピラティス等、恵まれた環境でバレエに専念できます。

 

地方のコンセルヴァトワールだと、予算が厳しい地方では月~土曜日まで毎日レッスンがないところもあります。

ピラティスや解剖学等、レッスン以外を学べる環境が整っていないところもあります。

 

ドイツと違って中央集権国家なので、パリに全てが集まる教育をするのは仕方がないと思いますが。

 

 

バレエのレベルは一流のバレエ学校へ留学する人よりも劣るけど、どうしてもバレエ留学をしたい場合、オペラ座と比べて地方のバレエ学校のレベルの低さを逆にプラスに考えることもできます。

 

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例えば日本でバレエが好きで、中途半端のレベルまでバレエができる人。そういう人は世界中で大きなバレエ学校を目指すよりもフランスの地方のバレエ学校を狙ったほうが、留学はしやすい

 

ただもともと留学するレベルではない人も留学できる時代なので、その後プロダンサーになれる補償はありませんが。

 

プロになれなくても、バレエを教える人になりたければ、バレエ留学の経験があったほうが今の時代ベターですからね。

 

履歴書に書けるし、カルチャーセンター等で仕事をみつけるのも、留学経験あったほうが採用されやすいので。

 

また地方のバレエ学校に留学して、そこの校長先生に気に入られ、そこからバレエのプロとしての道が開ける場合もあるので、フランスの地方のバレエ学校へ留学するのも1つのかけですね。

 

 

 
 




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