バレエ留学する人たちで最も多いのは高校生の時です。
その場合、高校に入学したものの途中で休学していく選択をする人が多いです。
でもその後のことって世間では聞かないですよね?
もともと海外にバレエ留学してもプロとして生活できるのはほんとに一握りです。
むしろ有名な海外のバレエ学校を卒業しても海外でバレエ団に受からず、日本へ帰国する人の方が圧倒的に多いです。
これはバレエ教室に載っている先生のプロフィールをみれば一発で分かりますよね。
高校を休学して海外のバレエ学校に留学した人たちのその後の選択
バレエ学校を卒業して海外のバレエ団にそのまま合格した人は、日本の高校を中退した人はひとまずそのまま退学している人が多いです。休学している時も休学費用がかかってしまうので。「中卒」でも海外でバレエで生活していく分には問題ないのかもしれませんね。
バレエ学校に通いながら現地の高校に通うことを義務付けている
海外のバレエ学校に通っている人で、現地の高校に通うことを義務付けている国もあります。フランスはコンセルヴァトワールであれば現地の高校に通うことを義務付けています。オペラ座では、オペラ座バレエ学校内で高校の授業単位が取れるようにスケジュールが組まれています。
留学生の場合は語学のハンディキャップが多いので、もちろん現地の高校に通っても試験に受からなければ当然高校卒業の資格は得られません。
バレエ留学しながら日本の通信制の高校で高卒の資格もとれる
海外で一日6時間~8時間バレエやその他の踊りのレッスンを週6日した後に高校の勉強をするのは簡単なことではありませんが、やはり最小限「高卒」の資格は取っておいたほうが後の将来にもかかってくるので、通信高校で高卒の資格をとる留学生も少ないですがいらっしゃいます。
現に、アメリカの有名な私立のバレエスクールに留学していた友人は、通信高校でしっかりと高卒の資格はとっていました。その後アメリカのコンクールで1位を取り、ドイツのあるバレエ団のディレクターから入団のオファーがきていました。
バレエ留学しても、学歴がない人が日本社会で生きていくのは非常に厳しい現実
バレエ留学することで頭がいっぱいなのは本当に理解できます。
自分はバレエだけで生きていくんだ!!って。
だけど今は見えていないけど、将来的に「中卒」ではいろいろ生活していく上で不平等なことが生じていきます。
バレエ学校に留学したからといって、その後バレエ団に受かる保障もありません。むしろどこのカンパニーにも受からなくて日本に帰ってくる人たちがほとんどです。
そんな時に中卒だと、大学にいきたい、何か仕事を見つけなければと思ったときに、高卒の資格をもっていないと社会不適合者になってしまいますよ。結婚したいと将来思う人がいても、学歴でお断りされちゃうことも多いですよ。
バレエ留学するときは、中卒にはならないようによく両親と話し合ったほうがいいですね。