
バレリーナになりたい人ならバレエコンクールに出場して入賞しながら少しずつ上の段階を目指す人は多いですよね。
結果からいうと、バレエコンクールで入賞している人がどういったバリエーションを選んでいるかというと、その年の影響もありますが、だいたい回転系のテクニックをみせる海賊、エスメラルダ、パキータ等のバリエーションや優雅さや気品を醸し出す姫系のオーロラや金平糖、ジゼルが多いです。
だからといって誰もがそういうテクニック的にも高度で、優雅な雰囲気のバリエーションを踊って入賞するかと言うとそうでもないのが裏事情です。
(この辺のバレエコンクールで入賞しやすいバリエーション選ぶの詳しい情報を知りたい人はコチラ→)
目次
バレエコンクールで入賞するためのバリエーションの選び方
バレエのバリエーションでのテクニックの重要性
コンクールでは選曲でなく、踊りそのものの質が問われています。例えば回転系の黒鳥を選んだとしても、脚が内股でぐるぐる回っていても汚い踊りですよね。特に海外のコンクールの審査員は、アンディオールができていない人の踊りは点数低いですよ。バレエの基礎ができていないと考えられるからです。だから当然入賞しない確立の方が高いです。
バリエーションの音楽性、優雅さを理解してますか?
また黒鳥やエスメラルダで、年齢の低い小学生や中学生が踊っているのをみますが、もともとこの踊りは大人の女性がやる踊りでしょ?! 黒鳥は王子を魅了しようという踊りでしょ?エスメはジプシーの女性の踊りでしょ?それを人生経験が浅い子どもが踊っているのをみて違和感感じませんか?みていて気持ちが悪いです。
少なくともそのような印象を受ける踊りだったら、審査員にとってどうでしょうか? コンクールのポイントの中で雰囲気やムード、音楽性に対する点数は低くなるでしょうね。
つまり選曲が大切なんです。本当にコンクールに入賞してプロになりたければ。
自分の雰囲気にあうバリエーションを選んで、アンディオールが訓練されている人がより音楽性を感じられる美しいバリエーションができれば、コンクールで入賞圏内にはいることは十分可能です。
バレエのコンクールで入賞するために自宅でできる2つの方法
コチラでもバレエのコンクールで審査員がチェックする入賞ポイントを詳しく話してますが、何よりバレエの踊りの基礎の「アンディオール」ができていることが条件になってきます。
これができていないと、テクニックがすごくても見た目がバレリーナになるべく体のラインになっていないと審査員に見なされるからです。
自宅で自分のアンディオールできているかもう一度確認してみましょう
普段のレッスンではまず「アンディオール」を見直すことが必要です。アンディオール筋ができたうえでのピルエット、足上げ、ジャンプ、バランスの高度なテクニックを少しずつ練習で獲得していくことが大切です。
- アンディオール筋がどこなのか?
- 自分の体でアンディオールができてない箇所はどこなのか?
- アンディオールを動かすための筋肉を育てるためのバーオソル(床バレエ)のエクササイズ
- プライベートレッスンでアンディオールを強化するレッスン指導をしてくれる先生を探す
↑このようなことでアンディオールを手に入れることができます。
2つ目の自宅でできるバレエコンクールに入賞するための方法
体のラインもコンクールで入賞するためには大切な要素になります。無理な食事制限やダイエットはすることはありませんが、太りにくくて筋肉を保ちやすい、体脂肪を減らしバレエのハードな踊りについていける体力をつけるための「食事管理」が重要になってきます。
私が主催しているフランス流のバレエが上達するための会員限定サロンでも情報を公開していますが、もしコンクールで見た目が劣っているなら、バレエを踊るうえでの体のラインを手に入れるためには正しい栄養知識をもった専門家が作った食事メニューも取り入れるべきではないでしょうか?
審査員もバレエの専門家なので、やはりバレエ体型、バレリーナの体のラインを持っているコンクール出場者を好む傾向がありますから・・。
バレエのコンクールで入賞するためのお教室選びはできてますか?
もし可能であれば、今通っているバレエ教室ではなく、違うバレエの先生のバリエーション・レッスンを受けたり、海外のバレエ学校やバレエ団でアンディオールの筋肉を学んだ人、パーソナルトレーニングをしてくれる先生のレッスンを定期的に受けてみることもお勧めです。
先生によって同じアンディオールの個所をアドバイスすることはあっても、その言い方、筋肉の使い方は違ってきます。体の動きやアプローチの方法が違うだけで、自分の体にしっくりくる教え方をしてくれる先生を探すと、バレエの踊りが理解しやすい、踊りやすくなるということはよくあります。
ただ、バレエ教室によっては、他の先生のクラスを受けるのを嫌がる人も多いので、事情がわかってくれる先生のところを探すことが必要になります。
先生の経歴(日本でのバレエ教室の経歴、バレエ留学経験の有無、バレエ団の有無、バレエ解剖学やバレエ教師の資格の有無)で正しいアンディオールの使い方を知っているかそうでないかを判断する基準となります。

コンクール入賞者、出場者が多いバレエ教室では一人一人生徒にかける時間が限られています。それよりも一人だけにかけてくる、自分の踊りだけをよくみてくれるスタートしたばかりのバレエ教室でコンクール入賞のためのパーソナルレッスンに近いレッスンを受けることもお勧めです。