バレエを20代から始めたいと思っている方ってたくさんいらっしゃいます。ただ子どものときに習っていなくて、初心者として習いたい場合、上達できるのかな?どのくらい続ければトーシューズでできるようになるのかな?バリエーションが踊れるようになるのかな?etc…いろいろ不安もつきものです。
今回はそのようなちょっとした心配事に関するアンサーになります。
バレエを20代からスタートする場合、教室とクラスの探し方・選び方
バレエ教室は大きな都市だと無数にあります。その中からあなたの目的に合わせて選ぶことが大切です。
20代からのバレエスタジオ選び
大人になってから初めてバレエスタジオを探す場合、目的や週何回レッスンをするかによって場所選びも大切になってきます。学生または会社員であれば自宅近く、または会社・学校の帰り道沿線にあるスタジオだと通うのに便利で近場で探せるため、続けることが簡単にできます。
その後、個人教室で習うのか、大勢大人の生徒さんがいらっしゃるオープンスタジオでバレエを始めるのか?という選択をすることになります。
目的別、バレエスタジオの選び方
趣味や健康のために体を動かす、という意味で習うのであれば個人教室でもオープンクラスでもどちらでも都合のいい入門、初級クラスがある教室を選ぶといいです。
趣味でも子どもが習うように本格的にバレエを習いたい、と思うのであれば個人教室で少人数のお教室で入門クラス、初級クラスがある教室の体験を受けてみるといいでしょう。
入門・初級クラスでも大勢の人数がいると先生の注意も一人に向けたものでなく大勢にむけた一般的な注意になります。
今までバレエを習ったことがない場合、いきなりオープンクラスの大勢の生徒さんがいらっしゃるクラスではなく少人数で教えて頂ける個人教室で少しずつバレエの動きや用語に慣れていき、基礎がどのようなもんか実感しながらバレエになれていくほうが上手くなる近道になります。
また、初心者ではあればオープンクラスだと一般的な注意の元、自分で探りながらパや動きを見よう見まねで真似していくことが必要です。でもこのやり方は自己流のくせがつきやすいデメリットがあり、正しいバレエの基礎を身に着けることが難しいです。
年数を重ねるほど自己流のくせが身についてしまい、基礎ができていないため難しい動きを成功させたり、美しいバレエのフォームや動きを行うことが厳しいからです。
バレエの動きに慣れてきて、先生のおっしゃる注意の意味を理解できある程度自分の体で頂いた注意に基づいて体を調整できるようになった時点で、オープンスタジオへ通ったり、個人教室とオープンクラスの両方のメリットを受けながらさらに上のレベルを目指すことができます。
バレエのメソッドの違いも上達するには必須
日本ではまだまだロシアのバレエが流行っていますが、バレエにはロイヤルバレエやパリ・オペラ座のような派手な手の動きや足さばきは見られないにしてもエレガントなバレエの動きのほうが好きな方もおおくいらっしゃいます。
好みの問題ですが、バレエを始める前にユーチューブや劇場でロシアのバレエ団、ロイヤルバレエ団、パリ・オペラ座やドイツのバレエ団、オランダのバレエ団他、好みのバレエダンサーや好みの動き方、ちょっとしたしぐさ他、このように踊りたい!と思うダンサーや憧れがでてきたら、そのバレエ団のメソッドを行っているバレエ教室を探してもいいですね。
- ロシアのバレエの特徴:足上げや見栄えのする派手な回転やジャンプの踊り、大きい派手なアームスの使い方が特徴
- フランス、パリオペラ座やイギリス、ロイヤルバレエの一見、目立たない地味な細かい緻密な足さばきや、派手な動きを抑えた手の動きを重視した優雅さ、エレガントさが特徴
美しく見せるための自分に合ったバレエファッション選び
バレエのレッスンで必要なものは、
- レオタード
- ベージュ・ピンクタイツまたは黒タイツ
- サウナパンツや巻きスカート
- レッグウォーマー(必要に応じて、任意)
- Tシャツ(任意)
バレエのときに身に着けるものってやっぱりファッションの一部だと思います。個人の肌色にあったレオタードや骨格にあったレオタードのタイプ、フィットして痩せて見える効果のあるタイツ選びや、バレエスカート選び、履きやすく美しくつま先をみせるためのバレエシューズ選び、足に合ったトーシューズ選び、いろいろポイントはあります。
このようなコーディネーション選びを個性に合わせて身に着けることで、よりバレエで美しく品のある優雅な人物にみせる効果が絶大です。その一つとして海外のバレエ学校のオーディション動画やバレエ団でのオーディションでも自分をより美しく輝かせて目立つように、コーディネーションは大切です。
レオタードの選び方
レオタードもメーカーによって若干サイズが異なりますが、バレエシューズほどサイズに関しては当たり外れがなくどのショップでも購入できます。
格安なものもありますが、生地がビよ~ンと伸びやすく肩ひもが落ちてきたり、レオタードがぶかぶかでだらしなく見えたり、清潔感にかけるイメージに見えてしまうため、素材のしっかりしたある程度値段のはるものを購入した方が長く使えるし、ボディーが美しく見えるカットにこだわりがあるものを選んだほうが無難です。
中国製や韓国製のものは安いしデザインも可愛いのが多いのですが、いくつか試しましたが生地が柔らかくすぎて、体のホールド力が弱く、また洗濯機で洗ったところ他の洗濯物の色がついてしまったりと、メリットが少なかったです。
やはりバレエでは自分の体型をより美しくみせるために、適度なホールド力のあるしっかりした生地を扱っているメーカーが好まれます。
- レオタードの平均価格:10,000~15,000円前後
- 足長効果のあるレオタードのタイプ:セミハイレグやハイレグ仕様
- おなか回りが気になる人:素材のしっかりした適度にホールド感があるレオタードを選びましょう。
ホールド力が抜群なレオタードメーカー
Otonorito オトノリト
Eleve Dancewear(エレベダンスウェア)
Chacotto - Ainsliewear(エインズリーウェア )
- BALLET ROSA(バレエローサ)
- DellaLo’ Milano(デラロ・ミラノ)
- GAYNOR MINDEN(ゲイナーミンデン)
- FREED(フリード)
- Luckyleo Dancewear(ラッキーレオダンスウェア)
- Natalie(ナタリー)
- RubiaWear(ルビアウェア)
- Suffolk(サフォーク)
- Watercolour Dancewear(ウォーターカラーダンスウェア)
- Wear Moi (ウェアモア)
- Body Wrappers(ボディラッパーズ)
Yumikoのレオタード他、大人の方に人気ですが、素材が柔らかくレオタードが伸びる方向が縦横に伸びる素材のため、贅肉が目立つ人が着ると、レオタードの上から贅肉がボコっとでる感じになってしまいます。
バレエスカートやサウナパンツの選び方
バレエスカートやサウナパンツはカラーも豊富で丈もバリエーションがあります。
足全体を見せたい人はショート丈、太ももや膝上のお皿の贅肉を隠したい場合、膝丈やロング丈のものを選びましょう。
スカートは透ける素材やそうでない素材によっても足のラインの見え方が異なってきます。
バレエタイツのタイプとカラー選び
バレエタイツはベージュや薄ピンク系、黒タイツがあります。
足の太さが気にならないのであれば、ベージュやピンク系の通常のタイツをお勧めします。
黒タイツよりもピンクタイツの方が足の甲のカーブや足のラインが美しく見えます。
黒タイツは生理中に使うと気にならないです♪
フータータイプと足裏穴あきタイプ:
どちらかというと足裏穴あきタイプのタイツの方が多く選ばれています。バレエシューズを履いてもシューズの中で穴が開いているいるため、タイツの素材が滑りにくいというメリットがあります。
またトーシューズを履くようになったら、タイツを履いたまま足先にサポートグッズをすることもでき機能性があります。
バレエを習っていくうちにお気に入りのメーカーのレオタードやバレエシューズが見つかると思います。
国内のものも海外のものも今はネットで簡単に購入できます。実際に手に取ってみることも可能です。
ハイレグ、セミハイレグ、バイクタードのようなタイプがあります。バレエで足を長く見せたいと思うのでしたら、ハイレグやセミハイレグ仕様のレオタードを選びましょう。
Tシャツは任意で着用しましょう。体のラインが気になって隠したいのであればTシャツやぴったりとフィットするバレエニットを羽織ってもいいでしょう。
ただ、体のラインをバレリーナのように美しく改善したいのであれば、徐々にレオタード姿で自分の姿を鏡に映しながら奇麗なラインをみつけていきましょう。子どもの教室では体のラインが見えないため、Tシャツ着用禁止のお教室もあるくらいです。
バレエシューズの選び方
メーカーによってサイズや幅、履き心地やつま先の見え方が全く異なってきます。できるのであれば最初は一度ショップへ行き、スタッフの人に話しながらフィッティングができるショップを強くお勧めします。
- 一般的な購入価格: 2,500円前後~
- サイズ選び:通常の靴より0.5cm大き目サイズを選ぶといいです。
- 色:女性はピンクや肌色、ベージュ
- 黒色はコンテやジャズ、男性向けのバレエシューズになります。
個人的ですが、黒いバレエシューズよりピンク系やベージュ系の薄い色のほうが足先のフォームがきれいに見えます。
ネットで買える素敵なバレエショップセレクト
- バレエドゥッシュドゥッシュ(バレエdd)
- チャコット
- otonorito (オトノリト)
- Ainsliewear(エインズリーウェア )
- BALLET ROSA(バレエローサ)
- BALLET SKIRTS BY LUCINDA(バレエ・スカート・バイ・ルシンダ)
- BalTogs (バルトグス)
- BLOCH(ブロック)
- Bunheads (バンヘッド)
- Capezio(カペジオ)
- Class in(クラスイン)
- DANZNMOTION(ダンズンモーション)
- DellaLo’ Milano(デラロ・ミラノ)
- Double Platinum(ダブルプラチナム)
- Eleve Dancewear(エレベダンスウェア)
- GAYNOR MINDEN(ゲイナーミンデン)
- Grishko (グリシコ)
- Intermezzo(インターメッツォ)
- FREED(フリード)
- Jule dancewear(ジュールダンスウェア)
- Les Nereides(レネレイド)
- LEVDANCE(レヴゥダンス)
- Luckyleo Dancewear(ラッキーレオダンスウェア)
- LULLI(リュリ)
- MALDIRE(マルディーレ)
- MARIIA(マリア)
- MONDOR(モンドール)
- Natalie(ナタリー)
- Natalie Couture (ナタリークチュール)
- RubiaWear(ルビアウェア)
- Suffolk(サフォーク)
- Sisira Dancewear(シシラダンスウェア)
- SO DANCA(ソダンサ)
- YUMIKO(ユミコ)
- Watercolour Dancewear(ウォーターカラーダンスウェア)
- Wear Moi (ウェアモア)
- Zarely(ザレリー)
- Xiaoxiao(シャオシャオ)
- A Wish Come True(アウィッシュカムトゥルー)
- Audition Dancewear(オーディションダンスウェア)
- Body Wrappers(ボディラッパーズ)
安さが売りのバレエショップもありますが、レオタードの素材やバレエシューズの履きやすさ、カラーコーディネートがいまいちだったり、すぐに破れたりとやはりそれなりに値がはるものを買った方が長く使えます。それほど年間何度も購入するものではないため、素材の優れたものを購入することをお勧めします。
レオタードから見える脇毛処理はどうやっているの?
長袖や半袖のレオタードであれば脇毛があっても見えないので気にならないのですが、キャミソ―ルタイプを切るとどうしても脇毛の処理が必要になります。また忙しいと処理を忘れてしまったりと更衣室で焦ったりします。
剃刀で処理している人も多いと思いますが、デリケートな部分のため赤くなってしまったり、暑い時期だと傷で赤くなったり、汗で痛くなってしまったり、ぼつぼつと生え際が黒く目立ってしまったり、と人に見られてしまう部位なだけにきれいに処理している人も少なくないです。
楽で朝の処理も簡単で肌荒れのダメージの少ない電気シェーバーを使っている人も多いです。ワックスを使っている人も多いですが、若干手間がかかります。
どの方法にしても赤くなったり、湿疹がでないよう、肌荒れを防ぐためにも保湿はしっかりとしましょう。顔用のピーリング用の商品を使うことで、生え際の毛をきれいに処理することも楽にできます。
バレエを20代から始めて上達するための条件
バレエを20代から始める目的が上達を望むなら、やはり週1回のバレエレッスンでは上達は難しいです。子どものころからバレエを習っている人が発表会やコンクールで美しく上手にバリエーションを踊る程度になるには、それなりに時間もかけているし、通常のレッスンだけではなく特別なレッスンも受けているからです。
レッスン回数:週2~4回は継続してレッスンに集中しましょう
メソッドの違い:骨格や筋肉の質にあうメソッドのバレエに出会えるといいですね。ロイヤルやフランス流、ロシアバレエのメソッドを体験クラスで受けて、骨格に無理をかけないレッスン方法のクラス、先生のレッスンを見つけましょう。
舞台なれしましょう!
舞台に出る回数が多いほど上達度は異なってきます。舞台にでるまでに、レッスンの回数を増やし、個人レッスンや自習、舞台でのおどりの見せ方や立ち位置他、いろいろなことを学びます。やはり学ぶ回数が多いほどより高度なレベルへステップアップが可能です。
バレエを20代から始めてトウシューズ履けますか?
20代からバレエを初めて習い、トーシューズで踊ることは十分可能です。レッスンの回数、バレエの足の条件、個人レッスンを受ける回数にもよってトーシューズを履くことができるレベルに到達するタイミングは異なってきます。
最初はバレエシューズでじっくり基礎固め行い、バレエに必要な体つくりを行ってから数年後にトーシューズで練習することから始めましょう。基礎がしっかりできていなければ、トーシューズで立って踊ることはできません。
個人レッスンでバーレッスンからトーシューズを履いてレッスンをすることで、個人の足の条件や筋肉の状態によって個々にあったレッスン内容ができるため、通常のレッスンとは別にできればトーシューズのレッスンも並行して行うと、上達度は早いです。
バレエを20代で習って1年後の悩み
バレエはうまくなって、バリエーションもただ踊れるというレベルではなく美しくプロのバレリーナのような、コンクールにでている生徒さんのような踊りをできるようになるには、1,2年でできるものではないことは理解しておきましょう。
バレエは求めるレベル、到達度にもよりますが10年単位で習うと自分でも他人でも上手になったと思えるほど時間のかかる習い事です。もしバレエのレッスンをやっていて何かが違う、同時期に始めた他の人と自分を比べて劣っている、違和感を感じる時には次のことを取り入れてみてもいいでしょう。
プロのバレリーナの動きを真似る、鑑賞してみましょう
プロの動きをじっくり見たり、分析し、レッスンや自習、または個人レッスンに集中的にとりいれることで踊れるコツがわかってくることがあります。ユーチューブだけではなく実際に劇場でバレエを見て、生の感動をえることでも体の感覚が違ってくるので、定期的に踊りをみることはとても大切です。
20代からのバレエのための体力つくり
バレエはかなり体力を使います。頭も使い集中しているので、体も心も疲れがかなり感じるのが20代後半、30代、40代では体力の限界を感じ、レッスン中でも少し加減をしながら動いたりすることも実際あります。
疲れによりレッスンの回数を増やすこともできない日もあります。レッスンや自習の回数・量を増やせば必ずうまくなることでもありません。疲れが生じているとき、痛みが生じているときはレッスンをお休みし、筋肉の回復を十分にまってからレッスンを最菓子したほうがテクニック的にもできることがあります。
疲れを感じたままレッスンを続けることにより怪我のリスクも高まるので大人の方は加減をしながらバレエを続ける方が長い目で見て上達度は早いです。
休みをとることも大切ですが、体力の衰えや筋肉の回復にサプリメントやアロマオイルの力を借りケガ予防や疲労回復を早めることも大切です。アロマオイルは製品によっても効き目が違います。どの製品が効き目があるか試してみるのもいいでしょう。
肩のコリや筋肉疲労による痛みを感じる場合、アロマオイル<ディープブルー>やディープブルークリームが即効性があり、レッスン中も筋肉疲労が早く回復し最適に動くことができます。一度試してみるのもいいでしょう。ディープブルーを試してみたい方はご連絡ください。
筋肉疲労や痛みに即効性のある<アロマ・ディープブルー>を試したい方のための連絡⇒
バレエを20代から始めたい!上達できるのかな?のまとめ
バレエが好きでやりたい!と思ったときがはじめる時期だと思います。子どものかたも大人の方も年齢で上達の可能性は制限されることはありません。
どの程度の上達度を求めるのか?目的によってスタジオ選び、先生選びを決めながら、自分の骨格や筋肉の質によってやりやすいバレエのメソッドがあるので、異なるメソッドを試し、最終的に自分にあったバレエの方法をみつけることが上達する早道となります。
バリエーションができるようになりたい、発表会やジョイントコンサートでお客様に見て頂けるような美しい踊りをできるようになりたい!という高度なレベルを求めるのであれば、10年単位でバレエを継続して習うことを覚悟して決めましょう。
ストレッチやヨガ、ピラティスと違い、美しいフォームを動き・踊りの中で優雅に動けるようになるのは長い時間が必要です。
また筋肉疲労や疲れが必ずでてきます。思い切って体を休ませ心もリフレッシュする期間を設けたり、良質のアロマオイルやタンパク質を継続して摂って健康でケガのない体つくりをしていくことも重要ポイントです。