バレエの回転系のテクニックで上手くなりたいとおもっている人も多いでしょう。
ピルエットアンデダン、ピルエットアンディオール、フェッテ、アチテュードやアラベスクの回転等、ピルエットが基本になっている回転系のコツについて、回る感覚をつかむためにピルエットボードを試してみました。
ピルエットが力ではなくバランス軸を感じながら上手く回れるときの感覚って一度感じることができることで、次に同じ動きをやったときに上手く回れた感覚がとれる位置やタイミングをやってみようと思います。
未だに上手くピルエットが回れない人や失敗が多い人は、まっすぐに軸をとりながら回転することを体の感覚としてとらえてみよう!といことで今回はピルエットボードを使った感想と実際にピルエットが上手く回れるコツをバレエで必要な解剖学的に分析していきます。
理解することで頭から体へ的確なピルエットの指令が伝わり、成功する確率が増えてきますよ💛
バレエのピルエットボード 楽天で購入してみた
バレエのピルエットや他の回転系の軸を感じることができるピルエットボードとして生徒さんの中にも使っている方がいらっしゃったので、購入しちゃいました💛


4色あったので、ピンクを購入!
スケボーのちっさいバージョンのような感じです。
重さは軽く、レッスンや自主練にも持ち運びは楽です。
ピルエットボードの回転効果


自宅の部屋でターンボード(ピルエットボード)を使おうと思ったのですが、ベッドがあったり家具があったりと、自宅バーレッスンと違い、自由に動けるスペースがないとつまずきそうなのでスタジオレンタルを借りてやってみました。
口コミでもあるように、ターンボードの上でルルベして回ろうとするとやはりぐらぐらとして軸が不安定だし、捻挫しそうなので、アテールでべた足でやりました。
べた足でもいつもピルエットの軸をとるときの足裏の場所を意識しながら回転をしてみました。
最初は慣れていないため、若干軸がぶれたり、お腹や脇のふらつきがありました。
器具に慣れると回転する感覚にも徐々に慣れていくという感じです。
さて気になるのは回転数ではないでしょうか?
ターンボードの効果 ピルエットは何回転できる?


さてターンボードで回転する動きに体と顔のスポット付けが慣れてしまうと、実際にピルエットの回転が3回転、時には4回転をスルスルっとできました。
普段のレッスンでは、バレエシューズでもポワントでもピルエットは2回転は確実にできる程度です。
ポワントであれば調子のいいときは3回転もスルスルっとできる感じです。
ターンボードにのってまっすぐに軸がカンタンに取れるというわけではありませんが、同じ回転速度で回る感覚が養われるのはかなりプラスに感じました💛
ターンボードの注意点


ターンボードのデメリットではないのですが、注意したいのは、これを使ったからといってすぐにピルエットが2回転、3回転ができるようになるとカンタンに思わないことです。
ターンボードは軸をまっすぐにとることで、回る速度がコマのように一定に回転するためにスルスルとまわれるということなんです。
実際にレッスンでピルエットの回転軸が斜めになってしまったり、正しいアームスの位置を保てていない、腹筋というかお腹の筋肉が弱く引き上げができていない状態であればターンボードにのっても回転が失敗してしまいます。
やはりピルエットの回転の基本ができている人が回転数を増やしたり、まっすぐな軸が分からなくなったときに回る感覚を取り戻すために利用すると効果が高いと感じました。
ピルエットの回転のコツについては2回転、3回転、左回りの法則について教授法の講義に基づいてこちらで詳しく復習ができます。
ピルエットボード 使い方
ピルエットボードにカンタンな使い方がのっているのですが、これだけではかなり不十分だったので、自分でトライしてみたときの使い方をまとめます。
ブログの後半に小学生や中学生の生徒さんが10回転以上を軽々とやっている動画を載せていますが、最初からそのようにできるようになったわけではないと思います。
①4番ポジションからパッセを意識しよう


最初は4番プレパレーション時に軸足をターンボードにのせ、そこからアテールのまま通常のピルエットを回るようにパッセをもっていきます。
この時にレッスンで軸足が先に回り始める癖がついていると、まっすぐな軸がとれずにピルエットボードから落ちてしまいました。
軸足をアンデダンさせていくのではなく、パッセをすることを最重要項目として意識しましょう。
②まっすぐの軸を作る、アームスを落とさない上半身を固定させることを意識


あとはピルエットボードの回転にブレナイまっすぐな軸と、肩甲骨から使うアームスや脇が落ちない上体がレッスンで作れていれば、ピルエットボードの回転に合わせて、引き上げを意識しながら顔のスポット付けをするだけで回りました。
①②を意識するだけで面白いように回れちゃうようになりました。
これはコチラでコマの法則を解説してますが、このピルエットボードでもこの法則を理解していることで、ピルエットボードの回転にカンタンに慣れました。


常に意識をしておくポイント
普段のバーレッスンやセンターレッスンと同じように、
上に体を引き上げたり、1本の棒のようにキープする意識が大切です。
重心の感覚さえ掴めば本当に体を「コマ」のようにくるくると回すことができますよ。
そして、パッセをしている方の骨盤が上がっていないか、背筋は伸びているかなども、
- パッセで骨盤が床に対してフラットのまま=まっすぐを意識
- パッセはアンディオールを維持
- アームスが落ちない
- まっすぐの軸を意識する
ピルエットボードの口コミのまとめ


ピルエットボードの口コミを良い意見もそうでない意見もまとめてみました。
中学生1年の娘に購入しました。
10代、女の子、楽天購入者口コミ
トゥシューズで三回転ができる程度なので、体幹を鍛えたく。
これはすごくよく回ります。初回から10回転できました。ポワントで回るのとはやはり違うようですが、バランスや顔の付け方の練習になるようです。また、他のトレーニンググッズと違って単純に楽しいから続きそうです。これはおすすめ。もっと小さい時に買ってればよかった!




結論から言うとしっかり軸を意識できるので、よかったです。
私もやってみたのですが、これ初心者にはなかなか難しいです。(勢いをつけると簡単に転倒して骨折しそうでやるのやめました。)これ自体でバレエが上達するということではないのですが、バランスの取り方がよくわかり、軸がブレている時は回れません。
https://balletpirouette.com/buy-bezioner/#i-2
娘が使ってみると、右回転であれば、首もつけて10回転以上は軽く回れるようになってびっくりしました。左回転は、腰が引けているのか、体重の掛け方が難しいのか、まだまだ練習が必要という感じです。
ママリーナ MAIさんが運営するpiruette ブログより
良い大人からバレエをはじめたのですが、ピルエットを2回転回りたくターンボードに期待を込めて購入。軸の位置がわかるような気がします。
30代、女性、楽天購入者口コミ
うまく回れない私にはまだ早かったですがまだ軸がきちんとできていなくて、うまく回れない私にはまだ早かったですが、いずれきちんと上に乗って回れるようになりたいと思います。
30代、女性、楽天購入者口コミ
とてもスムーズに回れるので、軸ができている人はとてもいいのではないでしょうか。
私はまだ基本姿勢ができていないので、たまに乗りつつももうすこし基本を頑張ろうと思います。
床も傷つきませんし、いい商品だと思います。
チアをやっている娘に購入ターンの回転数がなかなか増えない娘たち(小3中2)の為に購入。
10代、女の子、楽天購入者口コミ
初めは怖くてなかなか上手く乗れませんでしたので
滑りにくいカーペットの上でやっていました。
コツを掴んでからはフローリングで7回転8回転と簡単に回っています。
ボードなしで、下の子は3回転、上の子は6回転まで出来るようになりました。ターンボードのおかげかは分かりませんが、軸のブレが無くなってきたように思いますし実際回転数も増やせたので評価5にしました。
バレエを習っている10代の生徒さんや20代~40代の大人からバレエを始めた方の購入者が多いようです。
ピルエットボードの効果は人それぞれですが、バレエのレッスンですでにピルエットを練習していて、まっすぐな体の軸や回る感覚ができつつある小学生や10代前半の子どもさんは、3回転以上の回る感覚を養ったり、体幹を感じながらピルエットの軸や顔をつけて回転数を増やすための慣れが早いようです。
大人からバレエを始めた方でピルエットボードを使う効果が現れるためには、レッスンやフロアーバーで回る軸や引き上げ、ブレない上半身をつくった段階で使うと2回転、3回転の回る感覚を感じられるようです。
器具だけに頼らず、やはりレッスンやフロアーバーで自分の軸やアームスや上半身がバレエのルールを自然に守りながらある程度動けるようになることで、ピルエットボードの効果が早くでるようです♪
ピルエットボードの動画を探してみました
ピルエットボードのyoutube動画を探してみました。
ピルエットの回り方や顔のスポットもしっかりとつくようになり、アテールですが10回転以上できているのがすごい!!と思いました。
11歳の女の子、12回転ピルエットできちゃってます?!
14歳、中学生の女の子、16回転?!
まっすぐな軸、ピルエットもレッスンで練習している生徒さんにはやはりあ回転数アップのためにこれを使うと上達度が早いことが予想できちゃいますね💛
ピルエットボードのおすすめ
ピルエットボードには2つのタイプがあり、円盤型と長方形型になります。
ピルエットボード長方形


ピルエットボード円盤


私は長方形型を選びました。理由は、バレエを習っている人の口コミや感想がよかったからです。
円盤型だと、足を載せる範囲も狭いからです。
床がフロアーでも傷つけることがないと実際に使った人の感想もあったため、こちらを購入しました。
チャコットでも購入できますが、ショップに行く時間もかかります。チャコットのネットでも購入できますが、送料もかかるため、楽天で送料無料の同じグッズを選びました。
まとめ バレエの回転 ピルエットボードを使ってみた感想


ピルエットボードだけではレッスンでピルエットが1回転も美しいフォームで回れていなかったり、軸をまっすぐにしたり、初心者に多いアームスや上半身が動いてしまうレベルであると、このボードを使いながら軸を感じて、回転数を増やすトレーニングは難しいかと思われます。
通常のレッスンで1回転ピルエットが問題なくできるのであれば、これを使って回転する感覚を養うとレッスン中も同じような回る感覚に慣れていき、2回転、3回転がブレない美しいフォームのピルエットができる上達度アップを目指せます♪

