ドイツの人気なバレエ学校へ留学する際の条件として、留学費用が上げられます。他のヨーロッパの国と比較すると安いことで有名です。また国公立、州立のバレエ学校であればレベルが高くプロのバレリーナやバレエ関係の仕事、大学へ進学する生徒も多くいため、留学生に人気です。
また最近はプロのバレリーナになることだけが目的でなく、できる限りバレエを本格的に習い、コンクールも入賞を目指しバレエ留学の夢をかなえ、将来安定した他の職業や国内外のレベルの高い大学へ進学する生徒さんからのご相談も増えてきました。
ただの語学留学ではなくこういった好きなこと、実力次第で夢がかなえられるドイツのバレエ学校留学を実現してもいいですね。
ドイツのバレエ留学費用:州立の人気バレエ学校情報と入学にかかる費用
ドイツバレエ留学かかる基本費用について情報を先に仕入れておきましょう。
ドイツのバレエ留学の基本費用
学費 | 州立 | 無料~300,000円前後/年 |
私立 | 700,000円前後/年 | |
飛行機代 | 直行便 往復 | 200,000円前後 |
直行便 片道 | 100,000円前後 | |
保険 | 海外傷病保険 | 約20万~40万 |
ビザ | 75ユーロ、約9,000円 | |
寮費 | 約3万~4万円 (光熱費、暖房、電気代込) | |
アパート | 約5万円前後~ | |
通信費 | 10,000円前後 | |
お小遣い | 20,000円前後 |
ドイツの州立や国公立のバレエ学校へ留学する場合、学費がぐっと抑えられるため、生活形態によっても異なりますが、年150万前後の留学費用準備に抑えることが可能です。
ただ安いからといって、次のような項目では海外旅行に慣れていない生徒さんには注意が必要です。
ドイツバレエ留学時の渡航費に伴う注意点


ドイツのバレエ学校にサマースクール経験があったり、海外旅行の経験があり飛行機に乗ることが慣れている方にとっては格安航空チケットを買っても問題ありませんが、初めての方は格安航空券を買うときには十分注意するよう心がけましょう。
日本からドイツの直行便:ルフトハンザドイツ航空、ANA、JAL
航空会社では搭乗日から数えて早めに航空チケットを予約することで早割チケットが手に入るため、早めに予約しましょう。
オープンチケット(行きの日程だけ決まっていて、帰りの日程は決まっていない場合の往復チケット)を購入することも可能ですが、帰りの日程が決まっていないため費用が高くなります。3カ月以上の長期留学の場合、片道チケットのみの購入にするとそれだけ安くなります。
また西ヨーロッパ圏内にはJTBやHISの支店もある場合があり、25歳以下の航空チケットが安くなるキャンペーンを行っている場合もあります。1年後に帰国する日程が決まっていない場合、片道のチケットを買うか、往復の格安チケットを購入して帰りのチケットは使用しないでおくか、時期に応じてチケット購入を考えましょう。
ドイツのバレエ留学、人気あるバレエ学校学費
安いドイツのバレエ学校留学費用(州立)
学校名(州立) | 学費 | 寮費 |
ハンブルク・バレエ学校 | 11歳~16歳:約25万 17歳~18歳:無料 | |
ジョン・クランコ・バレエ・スクール | 16歳~18歳:無料 | 約6万円 (食事付) |
ベルリン国立バレエ学校 | 無料 | 約3万円 |
パルッカ・シューレ・ドレスデン ドレスデン・パルッカ・ダンス大学 | 10歳~:約10万円 | |
マンハイムバレエアカデミー | 無料 |
こちらにも詳しく国別のバレエ学校留学費用・学費について記載してますが、各費用については目安でバレエ学校を決定するための参考として使用していただくことを目的としてます。具体的な学費、寮費他、毎年変更することもあります。そのため該当するバレエ学校へお問合せして頂くか、エージェントを通して有料情報を必ず確認しましょう。


ドイツのバレエ学校留学費用(私立)
学校名(州立) | 授業料 |
ミュンヘン・インターナショナル・ バレエスクール | |
ボッタイニ メルロ インターナショナル バレエアカデミー | 月約6万円 |


ドイツの私立のバレエ学校でレベルの高さを誇っている学校はそれほどなく、日本人留学生も受け入れ態勢もある程度整っている学校は上記2校が人気です。
授業料から州立の安い学費のバレエ学校と異なり年間約80万円程度の学費がかかります。
レッスンの質や量に州立のバレエ学校と変わりません。先生方も元一流のバレエ団で活躍されていたバレエダンサーの方々のため、ドイツで十分バレエを学ぶことができます。
ただし私立のバレエ学校のため、ここを卒業すると海外のバレエ団に就職可能やプロのバレリーナになれる可能性は0%に近いといっても過言ではありません。日本と違い州立のバレエ学校はプロのバレリーナを育てる国の機関、私立はやはり習い事の域をでることは一般社会ではないことです。
また私立のバレエ学校を卒業しても州立のバレエ学校とは異なり、学士号ではなく専門学校としての職業訓練の修了証となるだけです。
優秀な卒業生の中には州立のバレエ学校へ入学試験に合格する生徒さんもいらっしゃいますが、やはりプロのバレリーナになりたいのであれば州立のバレエ学校を目指すべきでしょう。
ドイツバレエ留学にかかる傷害保険費用


これまではドイツのバレエ学校の学費にフォーカスされた情報が多かったのですが、実際に3か月以上の長期留学になると海外傷病保険に加入することは必須になります。
ドイツへの留学生は日本の傷病保険に加入と同時に、ドイツ国内の学生保険にも加入する義務が法律で制定されています。そこで今回は日本の保険会社の比較をしてみました。
保険費用は年間20万円~40万円となります。この費用も留学費用に考え、どのバレエ学校受験をするのか?考えましょう。
保険会社により特約や補償内容は異なってきますが、ただ安さで選ぶのであればジェイアイ傷害火災になります。年間40万円前後の保障内容であるとそれなりに充実してます。あとは海外留学費用をどれだけ準備できるか?になります。
ドイツの学生保険に加入することができれば軽い風邪や捻挫等で現地の病院に通うのであれば、学生保険からの保険支払いが請求できるため、日本で加入する保険は年間20万円前後の保険で十分ではないでしょうか?
ドイツバレエ留学の家賃相場


ドイツのバレエ学校へ留学する場合、住居は学校付属の寮、大学寮、アパートで独り暮らし、アパートでシェア、ホームステイの方法があります。
大学寮 (光熱費込) | 約35000円 |
アパートシェア | 約40000円 |
アパート一人暮らし | 約60000円~ |
ホームステイ (3食付) | 約100000円 |
州立、私立のバレエ学校とも学校付属の寮の有無は学校へ問合せし必ず確認しましょう。また寮に入ることを希望の場合でも、ヨーロッパのシュンゲン協定でドイツ人、ヨーロッパ人が優先される場合が多くあります。大学寮も同じ状況です。
ドイツへ初めてバレエ留学すると住むところを探すのが一番の困難になります。ホームステイ、不動産を探すにも英語能力の壁が大きい問題点となります。住居を探すときは日本の留学エージェントのサポートを受けたり、ドイツに住んでいる関係者のサポートを得たりと、早めに取り組みましょう。
安い寮に入れないときは、英語もドイツ語も話せない方は生活に不安を感じることが少ないホームステイを最初の1年は選ぶのもバレエだけの生活に没頭できる1つの手段となります。
サポートを受ける、知人を紹介していただくことで有償になりますが、すべて無料で安く済ませるということ自体、留学するには厳しい条件だと感じています。