これからバレエに本格的に力を入れて、バレリーナになりたいって自覚が出てくる時って、大体小学校5,6年ぐらいから。
でもこの時期って、思春期の始まり。
バレエのレッスン以外のことで悩みがいっぱいでてくるころ。
自分だけの悩みじゃなくて、人との関係が関わってくるから面倒くさい。
そういうのってバレエの上達に直接関係ない。むしろ妨げになること。
経験から言うと、このころからバレエがうまくなる生徒に対して「いじめ」が始まる。
お教室全員からいじめを受けるってことは稀だと思うけど、同じくバレリーナになりたいと思っているライバルの生徒とか、バレエをプロとしてやろうと考えてなくても、体の条件のいい生徒や上達していて目立つ生徒、先生に気に入られている生徒etc…いろいろいじめの対象となります。
今思うとたいしたことないんですが・・・。
やはり思春期の子供たちは、悪口を言われたり、仲間はずれにされるとすっごくこたえるんですよ。
バレエのレッスンをしていてすぐ分かってしまう。様子がおかしくなりますからね。
常に下を向きがちで練習したり、微笑みがなくなったり、一言も話さなくなったり。
小さないろいろなサインがでていますね・・・。悲しいことに。
そんなトラブルメーケーはバレエを辞めてしまえ、って思いますが。
どうせ妬みや嫉妬なんですよ。いじめる子は、いじめられる子に対してコンプレックスをもっている。
大体が綺麗な体つきで、バレエ向き。
いじめがないジュニアのお教室はないと思いますね。
私のバレエの友人(教えをやっていたり、ダンサーだったり)も、いじめの経験はあるといってますね。
自分の意見をしっかりと言える生徒の場合の対処法
そのいじめが「羨望」に対するいじめだけだったら、ほっとけばいいと思います。
ダンサーになっても日本だとそういういじめはあります。
表立って言わなくても、裏ではいろいろ悪口を言われたり、あることないこと言われたり。
そんなのいちいち気にしてられないです。
もし通っているお教室がレベルの低いお教室で、プロになる体制が整っていないバレエの教室で、先生プロダンサーの経験もなく、セミプロの経験もなく、留学の経験もなく、お教室から1人もプロダンサーがでていなければ、そのお教室をトットとやめて、もっとレベルが高く、同じプロダンサーになる目標をもっているジュニアがいるお教室へ早いところ移動したほうがいいです。
いじめている本人は、バレエをプロとして踊っていく才能がないので、いじめている人。
どうせやめていきますよ。受験やら、学校の勉強やら、他の道を選ぶようになるんですから。
もしプロダンサーを目指しているジュニアが数人いて、そのバレエのお教室もレベルが高かったり、昔からあるバレエ教室で、そこからダンサーになっている人が数人いるのなら、そこに我慢をしてとどまるのがいいです。
いじめといっても物理的に危害を加える人は稀です。
そんないじめも毎日のコンクールの練習やお稽古が増えてきたら、いじめる時間も気力もなくなります。
高校になったらバレエ留学したりする人もでてくるので、いじめも次第になくなります。
内気な生徒の場合の対処法
もし本格的にバレエのプロを目指していないのだったら、いじめが発生しているお教室なんてさっさとやめて、他のお教室を無料体験して、居心地がいい、「楽しくバレエをレッスン」をモットーに教えているお教室を選んだほうがいいです。
お教室は楽しくて、本格的に目指すところでなければ、お教室よりカルチャーセンターやジュニア向けのオープンクラスがいいですね。
理由は、カルチャーセンターの場合だと、経営者が別なので、先生が生徒に言いにくいことでも経営者側に「いじめ」の問題を伝えて改善するように要求することもできますよね。
お金を払ってクラスを受けているんだから。そのぐらいのことをやってもらってもいいでしょ?
もともと生徒さんが支払ってくださるお月謝でカルチャーセンターが成り立っているんだから。
いじめられて、本来踊ることが楽しいはずのバレエのレッスンに行くことも億劫になります。
せっかく趣味の1つとしてバレエをやっているのに、いじめっ子のせいでバレエをやめてしまうのは、もったいないし、癪でしょ?!
早くそのいじめっ子こそ、バレエをやめてしまえばいいのにって思ってますね。
お教室の和を乱すので、私はそういういじめっ子がいたら、みんなの前で注意しますね。
「お教室が嫌ならやめていいですよ」って。他にもたくさんバレエのお教室があるし、別に私のところでななくてもいいでしょ?ってね。
もしプロになりたくて、いじめがあっても黙って同じ教室で続けていったほうがプロになる可能性があるお教室だったら、やはり少し我慢して同じ教室でやっていく方法をお勧めします。
なぜかというと、お教室をかえるにしても年齢が低いほうがいいから。
各バレエのお教室でもいろいろな仲良しのグループができてます。幼稚園や小学校低学年ぐらいだったらまだ移動してもそれほど、生徒側に違和感なく、すんなりお教室に溶け込めます。
年齢が上になるほど、仲良しグループに溶け込みにくくなりますよね?
そしてバレエがうまい子と先生との関係も密になってきてます。区別するわけではないけど、途中でお教室に入ってくる個より、以前から自分のところにいる生徒への気持ちも大きくなるっていうは実際ありますね。
私は一生懸命バレエに打ち込んでいる人とか、バレエが好きでレッスン続けている人は、できる限りその人が少しでもバレエをやっていてよかったって思えるように手助けをしたいと思っている。
バレリナーになりたい人は、留学の仕方や留学中のいろいろな悩みのサポートをしたり、毎回クラス終わったとに自習を少しやっていく人を見ていたり(見守っていたり)、できる限りアシストしたい。そして生徒がバレエに悩んでいたらそれに答えられるだけの経験はあると自負しているし、私だけで対処できないことだったら、同業者の友人にヘルプを求めることにしている。
プロを目指そうと、趣味でバレエをやろうと、私は平等に接したいと思っている。
ただそうでなく、お気に入りの生徒やバレエでプロになれそうな生徒のみをヒイキしているように見えるバレエの先生もいることはいる。そういう人には最終的にはあまり付き合わないほうがいいと思います。
あとあと面倒くさいですからね。
いろいろなバレエをやっている人を見て、出会って、プロを目指すのでも、アマチュアでバレエをやっていくのも、バレエをやっていてよかった!って思えることが一番上達する近道に思えます。