バレエオーディションで新国立劇場は公平にダンサーを選ぶのか?

 

新国立劇場バレエ団ができてからダンサーの新旧交代は幾度となくありましたね。

最近は小野絢子さんを筆頭に、プリンシパルやソリストの方たちのパーソナリティーが定着しつつあり、バレエ団の味や傾向、どういうダンサーを好むのかということも何となく感じている方もいらっしゃると思います。

 

最近のバレエ団のキャストでは、若年であまりコールドとしての経験がない木村さんがいきなりソリスト・プリンシパル級の役に抜擢されていることを見ると、バレエ団側も若手の育成というよりは、話題性を作るということに必死になっているのがうかがえます。

ロシアは別として、ヨーロッパではいきなりコールドをソリストやプリンシパル級に起用するということはめったにしません。

 

理由は、信用がないからです。本当にコールドの人がいきなり何も経験がないのに本当に最初から最後まで団の重要な役を踊り切れるのか?周囲にわかるミスをしたらおしまいですからね。特に回転系テクニック系のミスをしてしまうとメディアにたたかれますから。

もう一つの理由は、若手を育てるために才能があっても群舞で回りと踊りを合わせるという協調性を養うためです。

そうでないとプリンシパル級になっても周りが合わせてくれないことも多々ありますからね。そう、結局周りがあっての主役ですから。

 

40歳過ぎてもバレエダンサーがバレエオーディションで若手の雇用を妨げる原因

 

またやはりバレエはサラリーマンと違って鍛えた美しい体を使ってパフォーマンスをみせる職業なので、欧米のように40歳を過ぎたらやはり退団をする勇気も持っていただきたいですね。

辛口のようですが、若手に道を譲ることも必要です。そうしないと雇用率が伸びませんからね。

 

例えば2015年の夏にコール・ド・バレエで新国立バレエ団で踊っていた大和雅美さんですが、彼女も40歳とバレエ団では高齢です。

新国立バレエ団に所属していればお給料は少なくとも毎月支払われるので、それがなくなると生活が厳しくなるのでしょうが、やはり自分の置かれているバレエ団の立場を考えるべきです。

 

欧米のバレエ団だったら、次の契約継続の話はこないでしょう。シビアな世界なのは知っていて当然です。

それを登録ダンサーに移行するだけで、まだ退団をしていないところが尊敬に値しないことです。

誰にでもいずれくる退団時期です。それを認めないダンサーはどうなのかなと思いますね。税金の一部からお給料も支払われているのですから。

 

 

日本のバレエ団のオーディションは実力以外の強いコネクションがものをいう?!

 

 

これはほんの一部の話しですが、日本のバレエはまだまだ、バレエをやるための体の条件や実力でバレエ団オーディションに受かったり、シーズン更新できたりするのではなく、実力以外のバレエ団の(経営、運営側)実力者の「好き嫌い」でダンサーたちが左右されてしまいます。だからまだまだ日本のバレエ団は世界の中で低レベルだし、バレエで生活ができるように一般的に認められていません。

 

だから、欧米諸国のバレエ団のようにまずバレエをやるための体の条件の上にディレクターの趣向で選ばれるダンサーたちとはレベルが違うのでしょうね。

 

日本のバレエ団に入団したいのなら、やはり新国立のバレエ研修所や谷桃子バレエ団の研修所の門下生になる他、元バレエ団の人が経営しているある程度有名なバレエのお教室で先生に気に入られるのが一番近道でもあります。(個人的にはこのようにバレエの実力以外の汚いコネクションがバレエ団のオーディションに関係している事実は腑に落ちませんが。)


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